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~ 複数のモバイルネットワーク間でシームレスな接続を実現 ~

概要

  • S10インターフェース規格に基づくローミングサービスを、楽天モバイルおよびKDDIのモバイルネットワーク間で本日より日本で展開、シスコのVirtual Ultra Packet Coreを活用
  • 最新技術により、楽天モバイルは複数のネットワーク間を移動する際もデータや音声サービスの持続性を改善し、顧客体験を大幅に向上
  • 楽天モバイルユーザーに対してより優れた接続性の提供が可能に。KDDIのモバイルネットワークへの接続性が向上し、モバイル機器での動画、制限のないアプリ使用、閲覧、ゲームなどが可能に

 シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下 シスコ)は、楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下 楽天モバイル)とS10インターフェース規格に基づくローミングサービスの展開に成功し、本日、日本国内の楽天モバイルとKDDIのモバイルネットワーク間の切り替えを完了したと発表しました。

3GPPで標準化されたS10シグナリングインターフェースは、シスコのVirtual Ultra Packet Coreに採用されており、楽天モバイルとKDDIのMME (Mobile Management Entity)を接続し、必要なユーザーデータセッションを追跡して事業者ネットワーク間でのスムーズなハンドオーバーを可能にします。新サービスのデータパスはControl and User Plane Separationアーキテクチャーに対応するシスコのSystem Architecture Evolution Gateway VNFをKDDIネットワークに接続することで管理されます。

この技術により、楽天モバイルのユーザーがネットワーク間を移動する際の音声通話やデータ通信の持続性を改善し、さらに快適な通信環境を提供することが可能となります。サービスの継続性が改善することで、楽天モバイルはモバイル機器での動画、アプリの使用、ウェブサイト閲覧、ゲームなどにおいて、より優れた途切れのない接続を提供することができます。楽天モバイルとシスコは、技術革新と業界を牽引する重要なマイルストーンを共同で達成したことになります。

楽天モバイル、代表取締役副社長兼CTO、タレック・アミン(Tareq Amin)は次のように述べています。「S10ローミングサービスの開始は、複数ネットワーク間でサービスや機器の継続性を維持する新たなユーザー体験の基準となります。楽天モバイル、シスコは、KDDIの協力のもと、技術とリソースを結集し、当社のネットワークに日々つながる人々に大きなメリットを提供します」

シスコ、Mass Scale Infrastructure担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャージョナサン・デビッドソン(Jonathan Davidson)は次のように述べています。「楽天モバイルとKDDI間でS10インターフェース規格によるハンドオーバー通信が追加されることで、楽天モバイルのユーザーに対し、よりシームレスなモバイル体験の提供が可能になります。この機能を複数の事業者間で活用する例は稀であり、連携によりこれを構築、試験し、実現できたことを嬉しく思います。これは未来のインターネットに対応できるよう、モバイルネットワークを再設計していく現在の取り組みの一つとなります」

関連リソース

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