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シスコ、国が推進する「GIGAスクール構想」の実現に向け
クラウド管理型ソリューション「Cisco Meraki」特別版の提供を開始

~次世代のWi-Fi6対応アクセスポイントMRシリーズも提供~

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、国が推進する「GIGAスクール構想」向けにクラウド管理型ネットワーク ソリューション「Cisco Meraki」の特別ソリューション パッケージの提供を開始することを発表しました。

GIGAスクール構想とは、日本政府が掲げる教育改革の一つの施策で、誰一人取り残すことなく子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育現場でのICT環境提供の実現に向けたものです。GIGAスクール構想のGIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略を表しており、広くあまねく改革を進める概念です。

シスコは「Changing the Way We Work, Live, Play and Learn(人々の働き方、生活、娯楽、学習のあり方を変える) 」を会社のビジョンとして掲げ、とりわけ教育分野は1984年に米国で大学のキャンパスから起業したという歴史を持つことから、製品やサービスの提供にとどまらず、テクノロジーを活用した新たな学習方法の開発、次世代のIT人材育成に至るまで、世界の様々な教育機関と連携し共に歩んできました。

シスコがグローバルで展開しているIT人材育成コミュニティ「シスコ ネットワーキング アカデミー」では、20年間で180 ヶ国以上920 万人もの受講生を輩出し、就業機会の拡大や人材不足が常態化しているネットワーク/セキュリティ技術者の養成に貢献しています。また、アジア太平洋地区では国内外の学校が参加する遠隔教育マッチング プラットフォーム「デジタル スクール ネットワーク」を提供し、参加校の生徒は語学/キャリア教育をはじめ、より幅広く質の高い探究活動の機会を享受しています。

このデジタル スクール ネットワークでは、日本においても各分野の第一人者を講師に招き、シスコのセキュアなネットワークとコラボレーション テクノロジーを活用して全国各地の複数の学校をつなぎ、プログラミングやサイバーセキュリティから、国連Sustainable Development Goals(SDGs:持続可能な開発目標)、パラアスリート、LGBTQなど多岐にわたるテーマについて、生徒が理解を深め考える場を積極的に提供してきました。

今般のGIGAスクール構想に関しては、教員と生徒がストレスなく授業に取り組める安定した無線ネットワーク、情報漏洩やサイバー攻撃といったリスクを排し授業を不安なく安全に行う端末からネットワークまでの万全なセキュリティ、さらにはデジタル スクール ネットワークのように遠隔授業を実現するコラボレーションなど、これからのデジタル教育に求められる最新のテクノロジーを提供し、その実装と活用を総合的に支援してまいります。

今回提供するMeraki のGIGAスクール特別ソリューション パッケージはその特徴である「シンプル」を具現化し、設定、構築、運用、製品保証に至るライフサイクルにおいて耐用期間中(7年を想定)提供可能で、製品ラインナップには文部科学省の標準仕様/ガイドラインに準拠した製品を中心に、幅広い教育環境のユースケースに応じた最適な製品群を用意しました。

また、このパッケージの発売と併せて、第6世代のWi-Fi(いわゆるWi-Fi6)に対応したアクセスポイント、Cisco Meraki MR36、 MR46、MR56を発表し、オーダー受付を開始しています。 新しいMRシリーズは従来の802.11ac アクセスポイントよりパフォーマンスが最大 4倍向上し、日々のICT教育への高い信頼性だけでなく、スポーツイベント、学校行事など高いパフォーマンスが求められる環境や、講堂などの高密度環境にも快適に対応します。この新しいMRシリーズも従来のMeraki製品と同様、単一のダッシュボード上で管理することができ、複数の学校や校内にまたがるネットワークをいつでもどこからでも一元運用・管理することが可能です。

シスコは「教育」に安心・安全なネットワーク環境を提供するだけでなく、その利活用についても教育機関とともに考え、文部科学省も提唱する「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて取り組みを推進してまいります。

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