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~配当金を3%増額~

<サマリー>

◇第2四半期売上高:120億ドル

  • 前年比4%減

◇第2四半期1株当たり利益:68セント(GAAPベース)、77セント(non-GAAPベース)

  • non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比5%増

◇2020年会計年度第3四半期ガイダンス

  • 売上高:前年同期比5~3.5%減
  • 1株当たり利益:62~67セント(GAAPベース)、79~81セント(non-GAAPベース)

2020年2月12日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:チャック・ロビンス、以下:シスコ)は本日、2020年1月25日を期末とする2020年会計年度第2四半期の業績を発表しました。2020年会計年度第2四半期の売上高は120億ドルでした。また、同第2四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースでは29億ドル(1株当たり68セント)、non-GAAPベースでは33億ドル(1株当たり77セント)でした。

「チームがイノベーションを推進し続けてくれていることを心から誇りに思います。お客様の未来に向けたネットワーク構築を支援することで、長期的な成長の機会を確信しています」と、シスコの会長兼CEO(最高経営責任者)のチャック・ロビンス(Chuck Robbins)は述べています。

 

 GAAPベース(2020年会計年度第2四半期)
 2020年会計年度
 第2四半期
2019年会計年度
2四半期
対前年同期比
 売上高  120億ドル  124億ドル  4%減
 純利益  29億ドル  28億ドル  2%増
 希薄化後1株当たり利益(EPS)  68セント  63セント  8%増

 

 non-GAAPベース(2020年会計年度第2四半期)
 2020年会計年度
 第2四半期
 2019年会計年度
 第2四半期
 対前年同期比
 純利益  33億ドル  33億ドル  ―
 EPS  77セント  73セント  5%増

 

シスコ、四半期配当金の増配

シスコは、今四半期の配当金を前期比3%(1セント)増の1株あたり36セントとし、2020年4月3日の業務終了時点で株主名簿に記載のあるすべての株主に対して、2020年4月22日に支払いを行うと発表しました。さらなる配当金の分配については、取締役会の承認に基づき決定されます。

「ソフトウェアとサブスクリプションが勢いを増すなか、高い利益率とEPSの成長を達成することができ、第2四半期の業績は堅調なものとなりました。配当金の増額は、現行キャッシュフローの強さに対する自信の表れであり、また株主の皆様への利益還元に向けた当社のコミットメントを示しています」と、シスコのCFO(最高財務責任者)ケリー・クレイマー(Kelly Kramer)は述べています。

2020年会計年度第2四半期決算概要

(特に記載のない限り、相対比率(%)はすべて前年比です)

売上高:2020年会計年度第2四半期の総売上高は、4%減の120億ドルでした(製品売上高6%減、サービス売上高5%増)。売上高を地域別に見ると、Americas(米国、カナダ、南アメリカ)が5%減、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が3%減、APJC(アジアパシフィック、日本、中国)が1%減となっています。製品売上高の伸びをけん引したのはセキュリティで、9%増となっています。インフラストラクチャ プラットフォーム、アプリケーションは、それぞれ8%減少しました。

粗利益率:GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ64.7%、63.9%、66.6%となっています。これに対して、2019年会計年度第2四半期のGAAPベースの粗利益率は、それぞれ62.5%、61.0%、66.6%でした。

non-GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率はそれぞれ66.4%、65.9%、67.7%で、これに対し2019年会計年度第2四半期は64.1%、62.8%、67.7%でした。

地域別の総粗利益率は、Americasが66.9%、EMEAが65.8%、APJCが65.6%となっています。

営業経費:GAAPベースの営業経費は4%減の44億ドルでした。non-GAAPベースの営業経費は1%減の39億ドルで、売上の32.7%を占めていました。

営業利益:GAAPベースの営業利益は5%増の34億ドル、営業利益率は28.2%でした。またnon-GAAPベースの営業利益は1%増の40億ドル、営業利益率は33.7%でした。

所得税引当金:GAAPベースの税引当率は18.6%、non-GAAPベースの税引当率は20.0%となりました。

純利益と1株当たり利益:純利益はGAAPベースで29億ドル、1株当たりの利益は68セントでした。non-GAAPベースでは、純利益は横ばいの33億ドル、1株当たりの利益は5%増の77セントでした。

営業活動によるキャッシュフロー:2020年会計年度第2四半期の営業活動によるキャッシュフローは横ばいの38億ドルで、これに対し、2019年会計年度第2四半期は38億ドルでした。

 財務上の特記事項

 現金及び現金等価資産ならびに投資総額:現金及び現金等価資産ならびに投資総額は、2020年会計年度第2四半期末時点で271億ドルでした。これに対し2019年会計年度末時点では334億ドルでした。

繰延収益:繰延収益は、合計8%増の187億ドルとなっています。製品繰延収益は19%増となっており、これに対し、サービス繰延収益は2%の伸びとなっています。

残存履行義務:2020年会計年度第2四半期末時点で249憶ドル、11%増となっています。

 資本配分:2020年会計年度第2四半期、シスコは自社株買戻しと配当金を通して24億ドルを株主の皆様に還元しました。1株当たり35セントの配当金(総額15億ドル)を申告し、支払いました。また、株式買戻し計画に基づき、普通株約1800万株を1株当たり平均46ドル71セントで買い戻しました(買戻し総額8億7,000万ドル)。同プログラムでの株式買戻し承認額の残高は約118億ドルとなりました。これらの株式の買い戻しには特に期限は設けられていません。

2020年会計年度第3四半期の業績予測

シスコは、2020年会計年度第3四半期の業績について以下のような見通しを立てています。

売上高:前年同期比1.5~3.5%減
non-GAAPベースの粗利益率:64.5%~65.5%
non-GAAPベースの営業利益率:32.5%~33.5%
non-GAAPベースの税引当率:20%
non-GAAPベースの1株当たり利益:79~81セント

2020年会計年度第3四半期のGAAPベースの1株当たり利益は、62~67セントになる見込みです。

2020年会計年度第3四半期のGAAPベースとnon-GAAPベースの業績見通しの差異調整については、「GAAPベース財務指標からnon-GAAPベース財務指標への差異調整」セクションのグラフ「2020年会計年度第3四半期業績見通しのGAAPベースからnon-GAAPベースへの調整」を参照してください。

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)

**当資料は、2020年2月12日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

***財務諸表の参照はこちらをご参照下さい。