シスコは、テルアビブに本社を置く株式非公開企業でクラウド セキュリティ ソフトウェアを提供する Lightspin Technologies Ltd. を買収する意向を発表しました。Lightspin はクラウド ネイティブ リソース全体にわたりエンドツーエンドのクラウド セキュリティ ポスチャー マネジメント（CSPM）の包括的なソリューションを提供しています。組織のリスク管理のニーズが一夜にして変化する今日のセキュリティ環境において、シスコはお客様の高まるニーズを反映したクラウド セキュリティ投資が重要であると考えています。
Lightspin はグラフに基づくテクノロジーを活用してクラウド セキュリティ範囲をコンテキスト化する独自のアプローチで、重要なコンテキスト、優先付け、修復の提案を行います。シスコと Lightspin は、構築から実行まで、エンドツーエンドのセキュリティおよびオブザーバビリティによりお客様のクラウド環境をモダナイズするという共通の目的に取り組んでいます。
シスコのクラウド ネイティブの構成要素を拡大
過去 1 年半、シスコはクラウドセキュリティ、コネクティビティ、オブザーバビリティなど、クラウド ネイティブ テクノロジーのポートフォリオに継続的に投資し、お客様の拡大するニーズや複雑化するマルチクラウド環境に対応してきました。Lightspin が加わることで、お客様は広範な設定要件に煩わされることなく、重大なクラウド セキュリティ リスクを特定し、優先付け、対処できるようになります。
この新たなクラウド ネイティブ テクノロジーと合わせ、お客様からは、事業に深刻な影響を与える攻撃経路、攻撃対象領域、脆弱性に対する深い理解を備えた適切な専門性が求められています。シスコの最新のサイバーセキュリティ成熟度指標（Cybersecurity Readiness Index）によると、ハイブリッドな世界のリスクに対応できる「成熟した」サイバーセキュリティが整備されている組織は世界でわずか15%に過ぎません。
Lightspin はクラウド セキュリティ、製品開発、SaaS セキュリティ製品に関する幅広い技術力を有しています。コンテキストやツールで DevOps や DevSecOps をサポートしてきた実績があり、クラウド アプリケーションやクラウド環境全体で脆弱性を優先付け、修復に必要なソリューションやサポートを強化していきます。
信頼できるアドバイザーがビジネスを保護
企業からは、最高機密のデータがセキュリティリスクや不正アクセスから守られているという絶対的な信頼が求められています。シスコと Lightspin はお客様が重要なデータ、アプリケーション、インフラストラクチャをあらゆる環境で安全に保護できるよう支援する共通の目的に取り組んでいます。
シスコはLightspin の革新的なチームを迎えます。買収取引完了後、Lightspin の社員は新興技術・インキュベーション（Emerging Technologies & Incubation、ET&I）部門に統合され、「すべての人にインクルーシブな未来を実現する」というシスコのミッションにつながる新しい技術を推進します。
■関連リンク
・シスコ 「サイバーセキュリティ成熟度指標」の調査結果を発表
・ET&I のクラウド ネイティブ、クラウド セキュリティ ソリューションについて【英語】
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