ラジ・チョプラ（Raj Chopra） 2023年2月24日
シスコ
シニア バイス プレジデント 兼 セキュリティ チーフ プロダクト オフィサー
今日の企業インフラについて考えてみると、その中核は、複数のパブリック クラウド（おもに Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloud Infrastructure）と、プライベート クラウドのクラスタという要素で構成されています。しかし、これらの異種クラウドはそれぞれ個別のセキュリティ コントロールで管理されています。サイロ化しているため可視性が損なわれ、有効性の問題につながり（見えないものは保護できない）、セキュリティ部門にとって運用上の大きな負担となります。
複数のクラウドが存在する中で、一つにつなぎ合わせるのがネットワークです。ネットワークは、アプリケーション間、そしてアプリケーションからユーザーへのあらゆるトラフィックを監視でき、統合され一貫したセキュリティに必要な可視性、テレメトリ、ポリシー適用を実現できる唯一の場所です。
これは、あらゆる形態や規模の組織を対象とした、クラウド上のグローバル統合ネットワーキングおよびセキュリティ基盤である Cisco Security Cloud のビジョンの中心となる原則です。このビジョンのもと、シスコは、2018 年に創業した株式非公開のクラウド ネットワーク セキュリティ企業、Valtix を買収する意向であることを発表します。
シスコは 2020 年以来 Valtix に戦略的に投資し、あらゆるクラウドで作成、利用されるワークロードを保護し、ネットワーク セキュリティを簡素化する同社の取り組みを支援しています。Valtix が提供するクラウド ネイティブで使いやすいコントロール パネルにより、すべての主要パブリック クラウド環境において共通のネットワーキング ポリシーを策定しお客様に提供することが可能となります。
買収は、2023 年度第 3 四半期末までに完了する予定です。Valtix の社員は Security Business Group に加わり、シスコの Security Cloud ポートフォリオとの統合に協力して取り組み、マルチクラウド環境全体でワークロードを保護するための、さらにシームレスな体験を提供していきます。
シスコは、Valtixチームとともに、Cisco Security Cloud をさらに加速させていきます。
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* 米国で発表されたブログの内容は、以下をご参照ください。
https://blogs.cisco.com/news/cisco-announces-corporate-news-2-24-23
