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ひまわりネットワーク、Cisco cBR-8とRemote PHYを採用し、より広範囲なネットワーク管理の一元化を実現

シスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下シスコ)は本日、愛知県でケーブル インターネットサービスを提供するひまわりネットワーク株式会社(以下、「ひまわりネットワーク」)のネットワーク一元管理システムとして、米国Cable Labs®︎が規格化したRemote PHY システムが採用されたことを発表しました。ひまわりネットワークのRemote PHY システム導入は、ケーブルネットワークにおけるデジタルアクセス アーキテクチャを推進し、かつヘッドエンドのCMTS (Cable Modem Termination System)における機器の障害監視、設定ならびにソフトウェアの一元管理を可能にするものです。

現在、ひまわりネットワークでは、グループ企業各社のヘッドエンド個別にCMTS設置・運用を行っており、運用には場所、電力、オペレーションといったリソースの効率化に関する課題がありました。
今回ひまわりネットワークが導入したRemote PHYは、DAA (Distributed Access Architecture)と呼ばれるケーブルアクセスネットワークに分散型アーキテクチャを実現する手法の一つで、これまで各ヘッドエンドに設置する必要のあった大規模なCMTSに代えて、センターで一元管理するCCAP Coreをマスターヘッドエンドに設置します。さらに各ヘッドエンドにはHFCネットワークとのインターフェースである上り/下りのRFゲートウェーRemote-PHY Device(RPD)のみを設置することで、これまで以上に高密度で高速なサービスをセンターからの一元管理で加入者に提供することができます。これにより、これまではグループ企業各社で個別に管理していたCMTSを一元管理することが可能となりました。

世界のケーブルネットワークを提供するサービスプロバイダーが、ネットワークをより集約化、一元管理するエリアを拡大し、運用支援および技術リソースにおける効率化を図る目的で、Remote PHY システムを採用する事例が増えており、シスコのお客様でも世界各地で90を超える事業者が採用しています。

ひまわりネットワーク株式会社 取締役 倉地 公彦氏は、次のように述べています。
「当社およびグループ会社のヘッドエンド毎にCMTSが配置されており、CMTS台数増加による運用工数の増加および、高速化やトラフィック増によるCMTS増強でのヘッドエンドのスペース不足が大きな課題となっていました。その解決策としてRemote PHYを検討しておりましたが、シスコが米国ケーブルLabでの規格化から製品化への迅速な対応をおこなったことにより、弊社が同製品を日本で初めて導入することが可能となりました。これによりCisco Remote PHYによる恩恵をいち早く受け、課題であったオペレーションやスペース効率を改善し、速やかなCMTS増強とオペレーション負荷の軽減とお客様品質の向上を実現しています」

シスコシステムズ合同会社 副社長 情報通信産業事業統括本部、中川 いち朗は次のように述べています。
「今回ひまわりネットワークにCisco cBR-8 と Remote PHY を加味したソリューションを採用いただけたことを大変嬉しく思います。Remote PHYシステムは中央で一括管理するアーキテクチャのため、今後サービスプロバイダーが取り組むNFV(Network Functions Virtualization)のケーブルネットワークでの適用と親和性が高く、現在 cBR-8 で実現しているセンター部のCCAP Coreを仮想化するため、シスコではcNBR(クラウドネイティブブロードバンドルータ)を開発し、今後の展開へのサポートを拡充してまいります」

関連リソース

• ひまわりネットワーク株式会社について

• Cisco cBR-8

• Cisco Remote PHY

• シスコのケーブルアクセスソリューション

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シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、1984年の設立以来、その卓越した技術で世界中のインターネットを支えてきました。シスコの社員、製品、そしてパートナーは、社会が安全につながり、デジタルによって広がる未来の可能性を実現するために貢献しています。シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。http://www.cisco.com/jp

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