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米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙、以下ソフトバンク)が、IPv6でネットワークを統合するセグメントルーティング(SRv6)の世界初の導入について協力していくことを発表しました。

シスコは来るべき5G時代を見据え、信頼性、柔軟性、俊敏性を向上させ、拡張性の極めて高い最新のネットワークアーキテクチャーであるセグメントルーティングIPv6(SRv6)をソフトバンクの商用ネットワークに全国規模で導入することを支援します。これを通じて、設備投資や運用費(CapExやOpEx )の削減も併せて実現します。

現在のモバイルネットワークは複数に階層化された複雑な制御を取り扱う、個別のネットワークとして展開されています。この構造が、5Gで求められるような厳格な品質要件への対応を難しくしています。5GのネットワークにSRv6を導入することは、IPv6プロトコルだけを使って、階層化されたネットワークを簡素化すると共に、エンドツーエンドでユーザプレーンの機能を統合することができます。これらにより、制御性や柔軟性が高まり、かつシンプル化が可能となります。

ソフトバンクの代表取締役 副社長執行役員 兼 CTOの宮川 潤一氏は次のように述べています。「セグメントルーティングの機能を用いて、エンドツーエンドのIPv6上に5Gの機能を統合させることは、5Gをシンプルでスケーラブルなアーキテクチャーで実現していく上で重要です。シスコの豊富なポートフォリオとネットワーク知識が提供されることで、私たちは共にこのビジョンを実現できると確信しています。」

シスコ、サービスプロバイダー ネットワーク、シニアバイスプレジデント、スミート・アローラ(Sumeet Arora)は次のように述べています。「ソフトバンクがお客様へのサービス品質向上にたゆまず注力していく中で、時としてコスト削減との両立が難しくなる場合があります。今回、SRv6ネットワーク プログラミングを商用展開することは、自動化を通じた次世代のIPネットワーキングを切り拓き、ソフトバンクのお客様のニーズに応えて行くことになります」

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シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、1984年の設立以来、その卓越した技術で世界中のインターネットを支えてきました。シスコの社員、製品、そしてパートナーは、社会が安全につながり、デジタルによって広がる未来の可能性を実現するために貢献しています。シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。http://www.cisco.com/jp

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**当資料は、2019年2月24日に発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Supports SoftBank on First Segment Routing IPv6 Deployment in Prep for 5G

Originally Posted at: https://apjc.thecisconetwork.com/site/content/lang/ja/id/10180