Avatar

ニュースサマリー:

  • 2026 年度第 4 四半期および通期の業績は、売上高と最終利益の双方で過去最高を記録するとともに、2 桁成長を達成し、当社業績見通しの上限を上回る結果に
  • 2026 年度は極めて優れた営業利益率を達成し、強力な実行力と高い業務効率を実証する結果に
  • 「ネットワーキングのスーパーサイクル」が進行する中、シスコのテクノロジーに対する幅広い需要が記録的な水準に到達
    • 第 4 四半期の製品注文高は前年同期比で 35% 増、ハイパースケーラーを除いても 25% 増となり、すべての地域と顧客市場において 2 桁の成長を達成
    • 第 4 四半期のネットワーク製品の注文高は前年同期比 40% 増となり、8 四半期連続の 2 桁成長を記録
  • ハイパースケーラー向け AI インフラストラクチャが大きく伸長し、見通しを引き上げ
    • 第 4 四半期の注文高は 40 億ドルとなり、2026 年度の合計注文高は 93 億ドルに到達
    • 2026 年度は約 40 億ドルの売上高を計上、2027 年度売上高は 75 億ドルの見込み
  • 2026 会計年度第 4 四半期業績:
    • 売上高:173 億ドル
      • 前年同期比 18% 増
    • 営業利益率:24.7%(GAAP ベース)、35.9%(Non-GAAP ベース)
    • 1 株当たり利益:97 セント(GAAP ベース)、1 ドル 22 セント(Non-GAAP ベース)
      • GAAP ベースの 1 株当たり利益は前年同期比 52% 増
      • Non-GAAP ベースの 1 株当たり利益は前年同期比 23% 増
  • 2026 会計年度通期業績:
    • 売上高:633 億ドル
      • 前年度比 12% 増
    • 営業利益率:24.3%(GAAP ベース)、34.8%(Non-GAAP ベース)
    • 1 株当たり利益:3 ドル 33 セント(GAAP ベース)、4 ドル 33 セント(Non-GAAP ベース)
      • GAAP ベースの 1 株当たり利益は前年度比 31% 増
      • Non-GAAP ベースの 1 株当たり利益は前年度比 14% 増
  • 2027 会計年度第 1 四半期業績見通し:
    • 売上高:180 億ドル~182 億ドル
    • 1 株当たり利益:1 ドル 8 セント~1 ドル 10 セント(GAAP ベース)、1 ドル 32 セント~1 ドル 34 セント(Non-GAAP ベース)
  • 2027 会計年度通期業績見通し:
    • 売上高:722 億ドル~734 億ドル
    • 1 株当たり利益:4 ドル~4 ドル 6 セント(GAAP ベース)、5 ドル 5 セント~5 ドル 11 セント(Non-GAAP ベース)

シスコは、2026 年 7 月 25 日を期末とする 2026 会計年度第 4 四半期および通期の業績を発表しました。発表によると、同四半期の売上高は 173 億ドル、GAAP ベースの純利益は 39 億ドル(1 株当たり 97 セント)、Non-GAAP ベースでは 49 億ドル(1 株当たり 1 ドル 22 セント)でした。

シスコの会長兼 CEO であるチャック・ロビンス(Chuck Robbins)は次のように述べています。「2026 年度を非常に力強い業績で締めくくることができ、シスコにとって新たに記録を塗り替える 1 年となりました。この過去最高の業績は、イノベーションの加速とチームが有する卓越した実行力の賜物です。幅広く充実したポートフォリオと、セキュアネットワーキング分野における競争優位性を強みに、シスコはお客様が AI を導入する場所やシーンに合わせて、その取り組みをしっかりと支援できる体制を整えています」

シスコの CFO であるマーク・パターソン(Mark Patterson)は次のように述べています。「第 4 四半期は、売上高、Non-GAAP ベースの営業利益、1 株当たり利益(EPS)で過去最高を記録しました。これらはいずれもシスコの業績見通しの上限を上回り、確固たる財務規律と高い営業レバレッジを示しています。2026 会計年度、シスコは売上高、Non-GAAP ベースの営業利益率、従業員 1 人当たりの利益で測定した生産性指標において、過去 30 年間で新記録となる実績を達成しました。2027 会計年度を迎えるにあたり、今後見込まれる大きな成長機会を捉えるための戦略的投資を継続しながら、持続的な成長、一貫した収益性、継続的な株主還元の実現に向けて引き続き注力してまいります」

 

GAAP ベース(2026 会計年度第 4 四半期)

2026年会計年度第4四半期

2025年会計年度第4四半期

対前年同期比

売上高 173 億ドル 147 億ドル 18% 増
純利益 39 億ドル 26 億ドル 51% 増
希薄化後1株当たり利益(EPS) 0.97 ドル 0.64 ドル 52% 増

 

non-GAAP ベース(2026 会計年度第 4 四半期)

2026年会計年度第4四半期

2025年会計年度第4四半期

対前年同期比

純利益 49 億ドル 40 億ドル 23% 増
EPS 1.22 ドル 0.99 ドル 23% 増

 

GAAP ベース(2026 会計年度通期)

2026年会計年度

2025年会計年度

対前年同期比

売上高 633 億ドル 567 億ドル 12% 増
純利益 133 億ドル 102 億ドル 30% 増
EPS 3.33 ドル 2.55 ドル 31% 増

 

non-GAAP ベース(2026 会計年度通期)

2026年会計年度

2025年会計年度

対前年同期比

純利益 172 億ドル 152 億ドル 13% 増
EPS 4.33 ドル 3.81 ドル 14% 増

シスコ、四半期配当金を決定

シスコは、四半期配当を 1 株当たり 42 セントとし、2026 年 10 月 2 日の業務終了時点で株主名簿に記載のあるすべての株主に対して、2026 年 10 月 21 日に支払いを行うと発表しました。今後の配当については、取締役会の承認に基づき決定されます。

2026 会計年度第 4 四半期決算概要

特に記載のない限り、比較に用いる増減率はすべて前年同期比です。

2026 会計年度第 4 四半期の特記事項

売上高:2026 会計年度第 4 四半期の総売上高は、前年同期比 18% 増の 173 億ドルでした(製品売上高 24% 増、サービス売上高は横ばい)。

売上高を地域別に見ると、Americas(米国、カナダ、南アメリカ)が 18% 増、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が 19% 増、APJC(アジアパシフィック、日本、中国)が 14% 増となっています。製品売上高には、ネットワーキング(28% 増)、セキュリティ(14% 増)、コラボレーション(12% 増)、オブザーバビリティ(6% 増)など、各分野の成長が反映されています。

 粗利益率:GAAP ベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ 64.1%、62.6%、69.4% となっています。これに対して、2025 会計年度第 4 四半期の GAAP ベースの粗利益率は、それぞれ 63.2%、61.5%、68.3% でした。

地域別の総粗利益率は、Americas が 64.5%、EMEA が 70.1%、APJC が 67.3% となっています。

Non-GAAP ベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ 66.3%、64.8%、71.6% となっています。これに対して、2025 会計年度第 4 四半期の Non-GAAP ベースの粗利益率は、それぞれ 68.4%、67.5%、70.8% でした。

 営業経費:GAAP ベースの営業経費は 10% 増の 68 億ドルで、売上高の 39.4% を占めました。Non-GAAP ベースの営業経費は 5% 増の 52 億ドルで、売上高の 30.4% を占めました。

営業利益:GAAP ベースの営業利益は 38% 増の 43 億ドル、営業利益率は 24.7% でした。Non-GAAP ベースの営業利益は 23% 増の 62 億ドル、営業利益率は 35.9% でした。

所得税引当金:GAAP ベースの税引当率は 21.8%、Non-GAAP ベースの税引当率は 18.8% となりました。

 純利益と 1 株当たり利益:GAAP ベースの純利益は 51% 増の 39 億ドル、1 株当たりの利益は 52% 増の 97 セントでした。Non-GAAP ベースの純利益は 23% 増の 49 億ドル、1 株当たりの利益は 23% 増の 1 ドル 22 セントでした。

営業活動によるキャッシュフロー:2026 会計年度第 4 四半期の営業活動によるキャッシュフローは 27% 増の 54 億ドルでした。これに対して、2025 会計年度第 4 四半期は 42 億ドルでした。

2026 会計年度通期の特記事項

売上高:総売上高は、12% 増の 633 億ドルでした。

営業利益:GAAP ベースの営業利益は 31% 増の 154 億ドル、営業利益率は 24.3% でした。Non-GAAP ベースの営業利益は 13% 増の 220 億ドル、営業利益率は 34.8% でした。

純利益と 1 株当たり利益:GAAP ベースの純利益は 30% 増の 133 億ドル、1 株当たりの利益は 31% 増の 3 ドル 33 セントでした。Non-GAAP ベースの純利益は 13% 増の 172 億ドル、1 株当たりの利益は 14% 増の 4 ドル 33 セントでした。

営業活動によるキャッシュフロー:2026 会計年度通期の営業活動によるキャッシュフローは 142 億ドルと、2025 年度と同水準となりました。

財務上の特記事項

 現金および現金同等物ならびに投資総額:2026 会計年度第 4 四半期末時点で159 億ドルでした。これに対し同会計年度第 3 四半期末時点では 166 億ドル、2025 会計年度末時点では 161 億ドルでした。

残存履行義務(RPO):RPO の総額は 7% 増の 467 億ドルでした。製品 RPO は 9% 増、サービス RPO は 6% 増となっています。

繰延収益:繰延収益は、合計 3% 増の 298 億ドルで、このうち製品繰延収益は 2% 増、サービス繰延収益は 4% 増となりました。

資本配分:2026 会計年度第 4 四半期に、シスコは自社株買戻しと配当金を通して 32 億ドルを株主の皆様に還元しました。1 株当たり 42 セントの配当金(総額 17 億ドル)を決議し、支払いました。また、株式買戻し計画に基づき、普通株約 1,300 万株を 1 株当たり平均 111 ドル 53 セントで買い戻しました(買戻し総額 15 億ドル)。同計画での株式買戻し承認額の残高は約 81 億ドルとなりました。これらの株式の買い戻しには特に期限は設けられていません。

買収

2026 会計年度第 4 四半期に、シスコは以下の買収を完了しました。

  • Galileo Technologies, Inc.株式非公開のオブザーバビリティ企業
  • Astrix Securities Ltd.非人間アイデンティティ(NHI)セキュリティに特化した株式非公開のセキュリティ企業

業績見通し

シスコは、2027 会計年度第 1 四半期の業績について以下のような見通しを立てています。

2027 会計年度第 1 四半期

売上高:180 億ドル~182 億ドル
Non-GAAP ベースの粗利益率:65%~66%
Non-GAAP ベースの営業利益率:35.5%~36.5%
Non-GAAP ベースの 1 株当たり利益:1 ドル 32 セント~1 ドル 34 セント

2027 会計年度第 1 四半期の GAAP ベースの 1 株当たり利益は、1 ドル 8 セント~1 ドル 10 セントになる見込みです。

シスコは、2027 会計年度の業績について以下のような見通しを立てています。

2027 会計年度

売上高:722 億ドル~734 億ドル
Non-GAAP ベースの 1 株当たり利益:5 ドル 5 セント~5 ドル 11 セント

2027 会計年度の GAAP ベースの 1 株当たり利益は、4 ドル~4 ドル 6 セントになる見込みです。

2027 会計年度第 1 四半期の業績見通しにおいては、業績に関する実効税率を約 15%(GAAP ベース)および約 18.5%(Non-GAAP ベース)と想定しています。2027 会計年度通期の業績見通しにおいては、業績に関する実効税率を約 14.5%(GAAP ベース)および約 18.5%(Non-GAAP ベース)と想定しています。