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– 世界最大規模約28万ユーザーに向け、シームレスかつセキュアなアプリケーションアクセスを提供 –

概要

  • シスコと日立情報通信エンジニアリングは、日立製作所がクラウド型セキュリティサービスエッジ(SSE)ソリューション「Cisco Secure Access」を採用するにあたり、構築・導入を支援いたしました。
  • 今回の導入数は世界最大規模となり、日立製作所の海外関連会社も含めた約28万ユーザーにシームレス、かつセキュアなリモートアクセスを提供します。
  • 「Cisco Secure Access」の導入により、シスコのシングルベンダーによる運用統合が実現し、より強固で効率的なセキュリティ運用が可能になります。

シスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、社長執行役員:濱田 義之、以下、シスコ)および株式会社日立情報通信エンジニアリング(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 取締役社長:中野 俊夫、以下、日立情報通信エンジニアリング)は、長年のネットワーク構築実績、顧客ニーズへの迅速できめ細かな対応が評価され、株式会社日立製作所(以下、日立製作所)がシスコのクラウド型セキュリティサービスエッジ(以下、SSE)ソリューション「Cisco Secure Access *1」(以下、 Secure Access )を採用するにあたり、構築・導入を支援いたしました。 Secure Access は2025年5月より日立グループにて展開を開始しており、展開が完了すれば約28万ユーザーの利用が想定され世界最大規模となります。

Secure Access によりZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)の利用に加え、 ZTNA 非対応アプリケーション向けに VPN 接続が利用でき、統一されたシンプルなエンドユーザー体験を実現します。また、一元化された管理コンソールを通じてのセキュリティポリシーの適用、さらには通信状況の可視化などにより、 IT 管理者にとってはセキュリティの向上が見込めます。これらの点を高く評価し、日立製作所は Secure Access を採用しました。
*1 Cisco Secure Access :クラウド提供型の統合セキュリティサービスエッジソリューションであり、場所を問わずクラウドサービスおよびオンプレミス環境にあるアプリケーションへのセキュアなアクセスを可能とする

背景
日立製作所では、昨今の高度化するサイバー脅威へ対応するため、早くからSSE領域に積極的に取り組んできましたが、地域のビジネスニーズに合わせて個別に最適なサービスを導入したため、セキュリティポリシーや運用に不統一感がありました。
また、業務アプリケーションのアーキテクチャ刷新やオンプレミス環境のクラウドリフト&シフトが進んでおり、ユーザーがどこからでもセキュアにクラウドサービス、オンプレミス環境へ最適にアクセスできるよう、 ZTNA 、 SWG (セキュアウェブゲートウェイ)に加えて VPN 接続環境をユーザーに使いやすい形で提供する必要がありました。

シスコは、日立グループの重要なパートナーとして、長年にわたりネットワーク、セキュリティ分野で最先端の製品・ソリューションを提供してきました。 Secure Access の導入においても、プロフェッショナルサービスチームを始め開発部門、品質保証部門などグローバルで一丸となり世界有数のセキュリティインテリジェンスや導入実績を生かし今回の構築・導入を支援しました。

また、日立情報通信エンジニアリングは、 Cisco Gold Partner 、シスコ製品のプロフェッショナル集団として高い技術力と多数の導入実績を誇っています。長年にわたるシスコとの強いパートナーシップを生かし、 Secure Access の導入においても日立グループにおける課題解決に向けて一緒に向き合い、取り組んでまいりました。

Cisco Secure Access の導入効果

約28万ユーザーのハイブリットワークを支えるSSE環境

Secure Access 導入により、エンドユーザーは場所を問わず安全にクラウドサービスを最大限活用できるとともに、従来のオンプレミス環境のアプリケーションもシームレスに利用ができるようになります。このようなエンドユーザー体験をシンプルで統一されたものにすることにより、エンドユーザー一人ひとりの生産性の向上が期待できます。また、IT 管理者にとっても、統一されたセキュリティポリシーの適用が容易になり、クラウド環境・オンプレミス環境共に通信状況を可視化することでよりセキュアな IT 環境を実現します。
「DX プラチナ企業*2」に選定された日立製作所は、 Secure Access で実現されるシームレスでセキュアな IT 環境へのアクセスにより、さらなるDX活用を加速させようとしています。
*2 日立製作所は2024年5月に DX 銘柄(2024)の「 DX プラチナ企業」に選定
ニュースリリース:日立、「 DX プラチナ企業2024-2026」に選定(2024年5月27日発行)

今後の展開
シスコおよび日立情報通信エンジニアリングは、日立グループにおける約28万ユーザーの Secure Accessの導入と運用定着を引き続き支援してまいります。また、この世界最大規模の Secure Access 導入支援の実績に基づき、国内外のお客さまへ今後も最先端かつ高品質なセキュリティおよびネットワーク環境をご提供し、ビジネスの発展に貢献いたします。

コメント
株式会社日立製作所 ITデジタル統括本部 エンプロイーエクスペリエンス本部 本部主管 小野 俊彦 氏
「日立グループでは、社会イノベーション事業でより多くの皆様に貢献するために、柔軟かつ安全・強固なIT環境のグローバルでの整備は必要不可欠なものと考えています。 Cisco Secure Access を採用することで、柔軟でセキュアなアプリケーションへのアクセスを実現できるとともに、ゼロトラストに対応したセキュリティモデルに必要な統一されたセキュリティポリシーのグローバルでの適用が可能になると考えています。今回の導入開始にあたり、グローバルで一丸となり支援体制を準備頂いたシスコおよび豊富なエンジニアリング経験で力強くご支援頂いた日立情報通信エンジニアリングの皆様のご尽力に感謝申し上げます」

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