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~拡張性を備えた大規模サービス用システムの監視や運用を一元的に管理~

シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:中川 いち朗、以下 シスコ)は本日、株式会社NTTぷらら(住所:東京都豊島区東池袋、代表取締役社長:永田 勝美、以下NTTぷらら)が会員約295万人に提供する映像配信サービス「ひかりTV」の基幹システムに、シスコのSDNソリューションであるCisco Application Centric Infrastructure(以下Cisco ACI)と、データセンター向けソフトウェア管理ソリューションのNexus DashboardおよびNexus Dashboard Insightsを採用したことを発表しました。サービスプロバイダー向けとしては、国内初のNexus Dashboard Insight採用事例で、2022年1月から複数拠点にて本格的に稼働しています。

NTTぷららではメディア オペレーションセンターを所有し、大規模サービス用システムの監視や運用を一元化するなど先進的な取り組みを行ってきましたが、システムの拡張によって機器の台数や機器当たりの設定数が増加し、限られた人手によるネットワークの現状把握や構成管理への対応が課題となっていました。

今回導入された製品は、Cisco Nexus 9000 シリーズ、Cisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)を含むCisco ACI(Application Centric Infrastructure)と、Cisco Nexus Dashboard、Cisco Nexus Dashboard Insightsを含む最新のデータセンター向けソリューションです。大規模なサービス基盤に対応する同ソリューションの運用性、拡張性、可視化機能が評価されたとともに、同社のデータセンターで活用していたCisco Nexusデータセンタースイッチの優れた品質、安定性、サポートの実績が認められ選定されました。

今回導入した新たなネットワークでは、400Gイーサネットポートを備えるCisco Nexus 9000スイッチをマルチティアで構成することで、物理的な制限を減らした柔軟なデザイン、帯域を消費する高画質な動画需要への対応と拡張性の確保、省電力化とそれに伴う環境への負荷軽減を実現し、環境課題解決にも貢献します。

運用面では、APIC から全体の構成を把握し、各スイッチ機器への設定も一括投入できるため、構成管理と個別機器の設定を人手で行う必要がありません。これにより、サービス開始までの時間短縮と運用の負荷削減を実現することができます。将来的には、APICと上位システム自動化ツールを連携させることで、ネットワークを含めたシステム設定全体を自動化することも可能になります。

さらに、Nexus Dashboard Insightsの活用で、これまでのSyslogや定期ポーリング型のモニタリング手法では難しかった継続的なトラフィックフローデータの取得や、AIによる分析・異常検知が可能となり、大規模化したネットワークでのサービス品質の向上と、万一の障害時の対応時間の短縮に役立つものと期待されています。

コメント

株式会社NTTぷらら 技術本部 担当部長 大橋 峰延

「シスコの製品やサポート体制への信頼に加え、ソフトウェアやシリコンをはじめ多様な分野で技術革新を継続するそのビジョンから、コンシューマ向けサービスの大規模なシステム基盤に同社のソリューションを安心して採用することができました。また、NTTグループが掲げるICT の利活用による社会全体の環境負荷低減への取り組みに対し、シスコも環境サステナビリティへの理念と行動を推進しており、この点からも共通の大きな目標を目指すパートナーとして大変頼もしく思っています」

シスコシステムズ合同会社 専務執行役員 情報通信産業事業統括 濱田 義之

「昨今、重要な通信基盤にも仮想化ネットワークが本格導入され、サービスプロバイダーのデータセンターネットワークでは、安定運用への要求がますます高まっています。こうした中、NTTぷららのサービス用基盤システムに、シスコのソリューションを採用いただいたことを大変嬉しく思います。ひかりTVを視聴される皆様がより充実したエンターテインメントサービスを安心して楽しめるよう、シスコは製品を提供するだけでなく、今後もあらゆる面においてお客様を支援してまいる所存です」

関連リソース

データセンタースイッチ

Cisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)

Cisco Nexus Dashboard

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