「Cisco Remote Cube」を活用した遠隔相談窓口サービスの実証実験を開始
兵庫県三田市(市長:森 哲男)と、シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:中川 いち朗、以下シスコ)、株式会社デンソー(住所:大阪市中央区城見、代表取締役社長:岡 寛、以下デンソー)は2022年2月22日、三田市が取り組む「さんだ里山スマートシティ」における市民生活の質の向上や市役所のスマート化に資することを目的に、スマートシティ推進に関する連携協定を締結いたしました。本協定は、相互の連携・協力により、三田市において、デジタル技術を活用した新たなサービスや価値を創出し、Society 5.0の早期実現やDX推進をさらに加速、拡大させていくものです。
最初の取り組みとして、市役所の本庁舎まで行かずに、遠隔で相談ができる窓口サービスとして、「Cisco Remote Cube(シスコ リモート キューブ)」をウッディタウン市民センター(三田市けやき台)に設置しました。市民は「Cisco Remote Cube」に付設するビデオ会議システムを活用して相談、市役所職員がオンラインにて対応する実証実験を、2022年2月28日から12月28日の期間で行います。本庁舎の窓口同等の行政サービスを、遠隔で受けることができる「行かなくてよい市役所」を目指した取り組みの一つです。
Cisco Remote Cube (ウッディタウン市民センター)
実証実験によって、効果測定、検討・実施するポイントは以下の通りです。
・市民の利用頻度、相談時間、相談内容、満足度の測定
・Cisco Remote Cube以外に市民のデバイス(PCやスマートフォン)利用を検討
・障害者向けRemote Cubeの開発検討
・相談業務以外の市民向けサービスの検討
・電子申請を導入した際の操作支援業務の検討
・相談窓口となる職員の在宅勤務での対応検討
・マイナンバーカードと予約システムとの連携の検討
・マイナンバーカードと施錠システムとの連携の検討
予約制で、市役所の各担当職員に相談が可能 |
プライバシーに配慮したCisco Remote Cube内部 |
【各社の役割】
・三田市:実証実験フィールドの提供、市内における調整、実証実験参加者の募集、広報、市民ニーズの把握、サービス企画提案 等
・シスコ:Cisco Remote Cube実証実験におけるプロジェクトマネージメント。世界各国におけるスマートシティの実績を活かした、サービス提供・助言 等
・デンソー:Cisco Remote Cube等の備品の貸与(開発、運搬・設置)、予約システムの提供
【協力】
・株式会社NTTドコモおよび 株式会社ドコモCS関西:5G通信環境の提供
なお、本実証実験に先立ち、兵庫県三田市と株式会社NTTドコモは2022年2月22日、スマートシティ推進に関する連携協定を締結いたしました。
【実証参画】
・xID株式会社(住所:東京都千代田区):遠隔窓口サービスにおける本人確認方法検討、電子申請や予約システムなど各種サービスに対する本人確認のためのAPI提供
※Cisco Remote Cubeを活用して実証実験の実施を希望する参画企業を募集しています。
・Cisco Remote Cube:シスコのパーソナル コミュニケーションスポット「Cisco Remote Cube」は行政や医療、教育、法律や金融など、プライバシーに配慮する必要があるサービスをリモートで提供し、安心、安全、快適な「ニューノーマル」対応オールインワン IT ブースです。
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