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ニュースサマリー:

  • 強力なビジネスの勢いに牽引され、前年同期比6%増となる127億ドルの売上高を達成。GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比18%増の71セント、Non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比6%増の84セント。
  • 事業全体で底堅い需要が続き、製品受注総数が3四半期連続で30%超の増加。
  • ビジネスモデルの変革が着実に進み、2022年会計年度第2四半期の年間経常利益(ARR)の総額は前年同期比11%増の219億ドルに。
  • 配当金の3%の増配に加え、150億ドルの自己株式買戻しを承認。

<サマリー>

◇第2四半期売上高:127億ドル

  • 前年同期比6%増

◇第2四半期1株当たり利益:71セント(GAAPベース)、84セント(non-GAAPベース)

  • GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比18%増
  • non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比6%増

◇2022年会計年度第3四半期ガイダンス

  • 売上高:前年同期比3~5%増
  • 1株当たり利益:70~74セント(GAAPベース)、85~87セント(non-GAAPベース)

◇2022年会計年度ガイダンス

  • 売上高:前年比5~6.5%増
  • 1株当たり利益:2ドル83セント~2ドル92セント(GAAPベース)、3ドル41セント~3ドル46セント(non-GAAPベース)

2022年2月16日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発

米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:チャック・ロビンス、以下:シスコ)は本日、2022年1月29日を期末とする2022年会計年度第2四半期の業績を発表しました。2022年会計年度第2四半期の売上高は127億ドルでした。また、同第2四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースでは30億ドル(1株当たり71セント)、non-GAAPベースでは35億ドル(1株当たり84セント)でした。

シスコの会長兼CEOであるチャック・ロビンス(Chuck Robbins)は次のように述べています。「ポートフォリオ全体で非常に底堅い需要が続いており、シスコのイノベーションの重要度と関連性を強調する結果となりました。安定した受注力、記録的な受注残高、および年間経常利益の2桁成長によって、シスコはさらなる成長を実現するための好位置につけています」

GAAPベース(2022年会計年度第2四半期)
2022年会計年度
2四半期
2021年会計年度
2四半期
対前年同期比
売上高 127億ドル 120億ドル 6%増
純利益 30億ドル 25億ドル 17%増
希薄化後1株当たり利益(EPS) 71セント 60セント 18%増

 

non-GAAPベース(2022年会計年度第2四半期)
2022年会計年度
2四半期
2021年会計年度
2四半期
対前年同期比
純利益 35億ドル 34億ドル 6%増
EPS 84セント 79セント 6%増

シスコ、四半期配当金の増配に加え、株式買戻し計画の承認枠を拡大

シスコは、今四半期の配当金を前期比3%(1セント)増の1株あたり38セントとし、2022年4月6日の営業終了時点において株主名簿に記載のあるすべての株主に対し、2022年4月27日に支払いを行うと発表しました。

シスコの取締役会は、自社株式買戻し計画の承認枠の150億ドル分の増額についても可決しました。同買戻し計画の期限は特に設けられていません。株式買戻しの承認額の残高は、今回の追加承認分をあわせて約180億ドルとなります。

シスコのCFOであるスコット・ヘレン(Scott Herren)は次のように述べています。「供給に制約があったにもかかわらず、売上高とNon-GAAPベースの1株当たり利益の両方で前年同期比6%増となり、好調な業績を達成できました。ソフトウェア製品の売上高は前年同期比9%増、また製品分の年間経常利益率(ARR)と残存履行義務(RPO)は2桁の成長を記録し、ビジネスモデルの転換が順調に進むなか、高い粗利益率を達成できました。増配に加え、株式買戻しの承認枠の拡大を決めたことは、株主の皆様への余剰資本還元へのコミットメントと、現行のキャッシュフローに対する自信を示すものです」

2022年会計年度第2四半期決算概要

(特に記載のない限り、相対比率(%)はすべて前年比です)

売上高:2022年会計年度第2四半期の総売上高は、6%増の127億ドルでした(製品売上高9%増、サービス売上高1%減)。売上高を地域別に見ると、Americas(米国、カナダ、南アメリカ)が3%増、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が11%増、APJC(アジアパシフィック、日本、中国)が13%増となっています。製品売上高を牽引したのは、セキュアでアジャイルなネットワーク(7%増)、Internet for the Future(未来のインターネット)(42%増)、エンドツーエンドセキュリティ(7%増)、および最適化されたアプリケーションエクスペリエンス(12%増)での成長でした。ハイブリッドワークは9%減となっています。

粗利益率GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ63.3%、61.8%、67.3%となっています。これに対して、2021年会計年度第2四半期のGAAPベースの粗利益率は、それぞれ65.1%、64.5%、66.6%でした。

non-GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率はそれぞれ65.5%、64.3%、68.8%で、これに対し2021年会計年度第2四半期は66.9%、66.6%、67.9%でした。

地域別の総粗利益率は、Americasが64.5%、EMEAが66.8%、APJCが66.5%となっています。

営業経費:営業経費:GAAPベースの営業経費は前年同期と変わらず46億ドルで、売上高の35.9%を占めていました。non-GAAPベースの営業経費は2%増の40億ドルで、売上高の31.2%を占めていました。

営業利益:GAAPベースの営業利益は8%増の35億ドル、営業利益率は27.4%でした。またnon-GAAPベースの営業利益は6%増の44億ドル、営業利益率は34.3%でした。

所得税引当金:GAAPベースの税引当率は17.5%、non-GAAPベースの税引当率は19.0%となりました。

純利益と1株当たり利益:GAAPベースの純利益は17%増の30億ドル、1株当たりの利益は18%増の71セントでした。non-GAAPベースの純利益は6%増の35億ドル、1株当たりの利益は6%増の84セントでした。

営業活動によるキャッシュフロー:2022年会計年度第2四半期の営業活動によるキャッシュフローは17%減の25億ドルで、これに対し、2021年会計年度第2四半期は30億ドルでした。

財務上の特記事項

現金及び現金等価資産ならびに投資総額:現金および現金等価資産ならびに投資総額は、2022年会計年度第2四半期末時点で211億ドルでした。これに対し2021年会計年度末時点では245億ドルでした。

残存履行義務RPO):RPOの総額は8%増の305億ドルでした。このうち53%が次の12カ月間の売上高と見なされます。製品RPOは16%増、サービスRPOは3%増となっています。

繰延収益:繰延収益は、合計7%増の223億ドルとなっています。このうち製品繰延収益は17%増、サービス繰延収益は横ばいとなっています。

資本配分:2022年会計度第2四半期、シスコは株式買戻しと配当金を通じて、64億ドルを株主の皆様に還元しました。1株当たり37セントの配当金(総額15億ドル)を申告し、支払いました。また、株式買戻し計画に基づき、普通株約8,200万株を1株当たり平均58ドル36セントで買い戻しました(買戻し総額48億ドル)。

買収

2022年会計年度第2四半期、シスコはドイツを拠点とする株式非公開のエンタープライズソフトウェア企業であるreplex GmbHの買収を完了しました。また、株式非公開のエンタープライズソフトウェア企業であるOpsaniを買収する意向であることを発表しました。

2022年会計年度第3四半期ガイダンス

シスコは、2022年会計年度第3四半期の業績について以下のような見通しを立てています。

2022年会計年度第3四半期

売上高:前年同期比3~5%増
non-GAAPベースの粗利益率:63.5~64.5%
non-GAAPベースの営業利益率:32.5~33.5%
non-GAAPベースの1株当たり利益:85~87セント
2021年会計年度第3四半期は週数が通常より1週多くありました。

2022年会計年度第3四半期のGAAPベースの1株当たり利益は、70~74セントになる見込みです。

シスコは、2022年会計年度の業績について以下のような見通しを立てています。

2022年会計年度

売上高:前年比5.5~6.5%増

non-GAAPベースの1株当たり利益:3ドル41セント~3ドル46セント

2022年会計年度のGAAPベースの1株当たり利益は2ドル83セント~2ドル92セントになる見込みです。

2022年会計年度第3四半期および2022年会計年度通期のガイダンスにおいては、GAAPベースでは18%、non-GAAPベースでは19%の実効税率を想定し、業績を予測しています。

GAAPベースとnon-GAAPベースのガイダンスの差異調整については、「GAAPベース財務指標からnon-GAAPベース指標への差異調整」セクションの表「GAAPベースからnon-GAAPベースへの調整」を参照してください。

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)

**当資料は、2022年2月16日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

***財務諸表の参照は以下のWebサイトをご参照下さい。
URL:https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=2220403