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Cisco Webexの斬新なイノベーションにより、ニューノーマル時代に対応した新機能、新製品をリリース

Web会議の生産性向上や、オフィスの安全確保に対する要望に対応~

 ニュースサマリー:

  • 最新のグローバル調査によると、社員はオフィスへの復帰を不安に感じ、より良いWeb会議システムを望んでいることが明らかに
  • Webexの一連の機能強化により、エクスペリエンスが向上し、業務に集中
  • 新たなセンサー、デバイス、アナリティクスを提供し、今後オフィス勤務をより安全に

新型コロナウイルス感染症の拡大により働き方が大きく変化し、オフィス業務への復帰に対する感じ方も変化しています。調査では、95%の社員が現在の感染状況において、オフィスに復帰することを気がかりに感じているほか、98%が今後開催される会議に自宅からでも参加できることを望んでいます。企業の53%がオフィス面積の最適化を計画しており、96%がインテリジェントな技術を活用して職場環境を改善したいと考えています。

シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、2020年以降に向けて、企業が社員の安全を確保し、事業を継続的に成功させていくことができるよう、リモートとオフィス環境の双方におけるコラボレーション製品の革新的な新機能を発表しました。ミーティング体験を10倍向上させることを目指した、新しい機能は以下のとおりです。

リモートワーク体験を対面の10倍に:Webex Meetings
調査では、コロナウイルスの感染拡大を経た現在も、月に8日以上リモート勤務を継続するという回答が58%に上り、企業にとっては最適にWeb会議を実施することが重要だということがわかりました。Cisco Webexは、会議前から会議後までユーザーを支援する機能が満載です。今回、さらに以下の機能が追加されます。

ノイズからの開放:気が散るノイズは、Webexのミーティングにおいては過去のものです。買収したBabbleLabsのテクノロジーにより、今月末までに、雑音を除去し、話し声の品質を向上させ、よりクリアな音声を実現します。

表示方法を自在に設定:会議前にロビーで待機する時間を利用して、会議で相手からどのように見えるかを個別設定することができます。バーチャル背景を選択することも可能で、自分の背景がどのように表示されるか明確に確認できるようにプレビューを拡大しました。

洗練されたデザイン変更:洗練されたデザインで、コントロールパネルが、共有コンテンツやビデオ画面の邪魔にならない最適な場所に配置され、さらには画面サイズに適応します。チャットをする際や、オーディオの変更もシンプルにカーソルを合わせるだけです。

思い通りの画面に:参加者がビデオをオンにしていない場合、画面が大きなグレーのボックスで埋め尽くされていることがあります。Webexではビデオをオンにしていない人を非表示にする設定が可能となりました。これは多くのカスタム設定の一例にすぎません。一度カスタマイズすればすべてのミーティングに適用されます。

社員が安全にオフィス復帰できるよう支援するテクノロジー
オフィスへの復帰が、3ヶ月、6ヶ月さらに12ヶ月先であると考える場合、大幅な変更が求められるため、企業は今から準備を始める必要があります。スペースを最適化し、清潔な環境やソーシャルディスタンスに関する社員の不安に対応し、方針や情報を明確に伝達する方法を策定する必要があります。シスコはオフィス復帰に向けたデータとツールを提供します。具体的に追加する機能は以下のとおりです。

Webex Devicesにさらに環境センサーを追加:
シスコは連動装置のセンサーの画期的な活用により、重要な環境データポイントをユーザー、IT部門、社員エクスペリエンス担当者に提供し、安全で快適な職場を実現します。これまで、環境ノイズレベルを検出したり、室内の人数をカウントしたりするセンサーを発表してきました。これら既存のセンサーやセンサーが収集するデータによって、稼働率の低い部屋や過密スペースが把握することが、現在特に重要になっています。新たに追加されるセンサーは室温、湿度、空気の質、光も検知します。さらに人数検出機能は、よりスマートになりました。Webexでは機械学習を活用することで、参加者がマスクをしていても部屋のどこにいても人数を正しくカウントし、会議室の定員遵守を徹底します。環境上の問題がある場所を速やかに特定できることで、オフィスとリモートの参加者の生産性と会議体験の質を向上させるための措置を講じることができます。

会議室内外の新たなデバイスWebex Room Navigator
企業は会議スペースの安全性を確保し使用を最適化する新たな手法を必要としています。シスコは本日、2種類のWebex Room Navigatorを新たに発表します。これは上記のすべてのセンサーを搭載する専用のデバイスです。会議室の中または外に設置することで、ユーザーはインテリジェントで安全な会議室予約が可能となり、IT部門や施設管理者に詳細なデータを提供します。

会議室の外に設置するモデルは空室情報をわかりやすく表示し、入室すると予約済みに変更され、会議スペースの検索、予約が簡単に行えます。操作はタッチだけでなく、汚染の可能性のある表面に触れることなく音声だけでも行えます。室内モデルはソーシャルディスタンスの注意喚起、清掃スケジュールなどを表示するマクロを設定可能で、室内からの予約も可能です。いずれのモデルもデジタルサイネージモードが搭載され、スクリーン上に大切な情報を表示させることができます。そしてさらには、内蔵の「ノーショウ(キャンセル連絡なく会議室が使用されない場合)」機能により、予定時間になっても会議室に誰も入室しない場合には自動的に検出し、他の人が使えるよう部屋を予約可能な状態にします。

ディープで実用的なオフィス解析Webex Control Hub調査では、会議室の稼働状況を把握できている企業は半数以下にとどまり、社員のオフィス復帰における最大の検討課題である清掃スケジュールの適切な設定が可視化されていません。Webex Control Hubにより、予約されているのに利用されていない部屋や、全会議室の稼働率の平均、周囲ノイズのレベルなど、使用状況や環境数値の履歴データが提供されます。オフィス管理の担当者は実用的な情報を元に、施設の使用を最適化することができます。

パートナーインテグレーショ:社員をさらに保護するための機能
以下、3つの統合機能を発表します。

Appspaceによるデジタルサイネージ、社内連絡:Control HubからAppspace連携を非常に簡単に設定でき、オフィスでも自宅でもWebex Desk Proなどの新しい端末を使用する社員にダイナミックで最新のデジタルサイネージおよび社内連絡の手段を提供します。

Vyopta によるコラボレーション情報:人、スペース、テクノロジーに関する、よりディープで実用的な情報を収集し、社内およびリモートのコラボレーションに役立てることができます。VyoptaはシスコやサードパーティーのUCテクノロジーをサポートしており、安全なオフィス復帰の計画とコラボレーション体験をインテリジェントに最適化します。

MazeMapによる経路案内会議室が安全なソーシャルディスタンスを確保できる許容人数に達した場合、統合されたMazeMapにより近くの空室情報を示し、ユーザーに経路を案内することで、効率的に会議を継続することができます。

コメント
シスコ、セキュリティおよびアプリケーション事業担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャー、ジーツ・パテル(Jeetu Patel
「これからの働き方はハイブリッドになります。業務内容によって在宅勤務と出社の比率は異なります。当社の使命は、Webex体験を対面でのコミュニケーションの10倍向上させることです。そして対面の際にも、Webexで深く統合されたコラボレーションデバイスやソフトウェアスタックを提供し、これらの体験を従来の10倍優れたものにしていきたいと思います。本日発表された革新的な機能は、安全なリモートワークとオフィス復帰の際のスマートでハイブリッドな職場体験を実現するシームレスなコラボレーションを提供する大きな一歩です」

The James Hutton Institute、情報技術サービス、ベン・ワット(Ben Watt)氏
「Webex Room Navigatorでは社員が直感的に楽しく使用でき、毎日の使用に耐えうる最新の巧みなプロファイルが提供されています。Navigatorにより提供される環境数値では、これまでになかったセンサーから新たな情報が得られ、高い価値があると感じています」

関連リソース

Global Workforce Survey [英語]

BabbleLabs買収

Appspaceについて [英語]

Vyoptaについて [英語]

MazeMapについて [英語]

ブログ:Webexで体験を10倍向上させ、オフィスの安全性を確保し、どこでも生産性を実現 [英語](シスココラボレーション担当シニア バイス プレジデン兼ゼネラルマネージャー ジャヴェド・カーン (Javed Khan))

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)

**当資料は、2020年10月6日に発表されたニュースリリースの抄訳です。
URL: https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=2100406