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シスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下 シスコ)は、オンライン授業向けに開発された新機能Cisco Webex Classroomsを2020年中に日本国内で提供開始することを発表しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの教育機関でオンライン授業の試みが行われています。全国の学校に1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを整備する政府の「GIGAスクール構想」が当初の計画から大幅に前倒しして進められるなど、今後の教育現場では、授業はもちろんのこと、教員、生徒、保護者間のコミュニケーションもオンラインでの対応を前提に運営されていくことが予想されます。

Cisco Webex Classroomsは高度なセキュリティを備えたシスコのWeb会議プラットフォームを採用し、オンライン授業はもちろん、オンラインと対面での授業を併用したハイブリッド型の授業における学習ニーズに対応できるよう考案されています。

教師と生徒があたかも教室にいるかのように授業計画を立てられるバーチャルな仕組みを提供し、授業内容や時間割をチェックしたり、授業を開始したり、バーチャルのオフィスアワーを設定したり、学校に関連したさまざまなことが行えるようになっています。生徒はお互いにつながったり、手軽に授業のリソースにアクセスしたりでき、保護者もまた教師とのバーチャルミーティングの予定を簡単に組めるため、教育への関与を保ち続けることができます。

また、Cisco Webex Meetingsとあわせて利用することで、学習効果をさらに高めたり、コミュニケーションを活性化したりすることが可能になります。Cisco Webex Classroomsのリリースにあわせ新たに追加されたものを含め、Webexには教師や生徒、保護者、IT担当者それぞれのユーザ属性に適した多数の機能があります。

教師向け機能:Cisco Webex Meetingsに生徒の教育に重点を置いた新機能も追加しました。

  • バーチャルクラスルームのドアロック機能:バーチャルクラスルームを自動的に“ロック”し、登録したユーザや生徒だけが参加できるようにします。ゲストは参加が許可されるまでロビーで待つ、あるいはゲストの参加は一切認めないなど、自分たちでポリシーを設定することができます。
  • 学習効果を高めるためのブレイクアウトルーム:バーチャルクラスルームによりダイナミックな学習を取り入れます。集中してビデオディスカッションが行えるよう、参加者を少人数のグループに分け、ここでコンテンツを共有したり、一緒に問題解決にあたったりできるようにします。必要に応じてブレイクアウトをモニターまたは参加したり、メッセージを送信してセッションの参加者に重要なアップデートを知らせたり、授業の終了を知らせたりすることができます。
  • 落ち着いた教室体験の提供:Cisco Webex Meetingsの“hard-mute(すべてをミュート)”オプションで、一切の邪魔が入らないようにして、バーチャルクラスの管理を強化することができます。挙手した人はリストの一番上に表示されるため、生徒からの質問を見逃すことはありません。CiscoWebex Meetingsの同時開催機能で、教師のアシスタントは同時に複数のクラスを行き来することもできます。
  • クラスを活性化:Webexと接続されるビデオ端末でクラスを最適化し、すべての教師に最高の授業体験を提供します。ビデオ端末に搭載されているプレゼンタートラック機能で、立っていても座っていても歩き回っていても教師にフォーカスを当て続けられるため、教師はクラスルームの中で自然な動きをすることができます。遠隔地にいる生徒もクラスルームに参加できるため、授業への参画意識を高め、クラスを活性化させることができます。

生徒向け機能:生徒に参画意識を持たせ、楽しく学習に役立つ最適な環境で、安全で、しかも制約なく学ぶことができます。

  • 自分のペースで学習: Cisco Webex Assistant for Meetingsではオンライン授業中にリアルタイムで文字起こし(トランスクリプト)ができるため、どのような学習スタイルでも授業をフォローすることができます。アクション項目や要点メモだけでなく、授業がすべて字幕付きで録画されるため、いつでも簡単に巻き戻したり復習したりできます。
  • 学校の友達とのつながりを維持: Cisco Webex Teamsで生徒同士でのメッセージのやり取りやコンテンツの共有や共同製作、ホワイトボードの共有ができ、グループ学習もできます。これらの機能はすべて、場所や使用するデバイスに関わらず、単一アプリ内で行えます。

保護者向け機能: 学習をうまく進めるためには、保護者が非常に大きな役割を担っており、しばしばホールモニターや教師の助手、家庭教師などの役割を果たすことになります。

  • 保護者と教師のバーチャル面談:Cisco Webex Teamsを利用して、教師は保護者と1対1の面談を行うバーチャルスペースを簡単に作成することができ、学習の進捗状況や宿題など、生徒の近況に関する情報を共有できます。
  • 家庭学習の効果的な管理:保護者は家庭で常時、生徒の学習の様子を監視しているわけではありません。Cisco Webex Assistant for Meetingsによって、授業のメモやハイライトを見たり、場合によっては授業そのものをチェックして進捗状況を把握し、生徒を手助けすることができます。

IT担当者向け機能:ITは安全な学習環境を実現します。WebexにはIT担当者に役立ついくつかの機能も搭載されています。

  • すぐに利用できるシンプルさと安全性:あらかじめ定義された教育用テンプレートやバーチャルクラスルーム用セキュリティ設定により、かつてないほど簡単に安全なオンライン授業のためのセキュリティ設定が適用できます。
  • 使い慣れたツールを最大限に活用可能:Cisco Webex Education Connectorによって、Canvas、Moodle、Blackboardなどの学習管理(LMS)ツールに加え、Schoologyともシームレスに統合できるようになりました。

関連リソース:

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)

**当資料は、米国で2020年9月1日に発表されたニュースリリースを基に、日本市場向けに内容を再構成したものです。

URL: https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=2094804