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~ ネットワークについての強化された識見(インサイト)を提供し、よりスマートな自動化を実現 ~

ニュースの概要

  • 直観的で自動化されたポリシーによって、IT部門はネットワークの容易なセグメンテーションと保護が可能
  • IoTエンドポイントについて一層の識見(インサイト)を提供するCisco DNA CenterとCisco DNA Spaces
  • Cisco SD-WANとCisco Umbrellaを統合することで、お客様のSASE(セキュア アクセス サービス エッジ)アーキテクチャに向けた進化を支援

シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は本日、ビジネスとネットワーク オペレーションの最適化に役立つインテント ベースの新しいネットワーキング ソリューションを発表しました。組織/企業は一貫したポジティブなデジタル エクスペリエンスの提供という大きな課題への対応を迫られており、シスコはネットワーキングを進化させることでお客様の接続、生産性、セキュリティを維持します。容易な自動化と、ITおよびビジネス インサイトの提供に重点を置いた新たなイノベーションにより、IT部門の俊敏性は向上し、ビジネスの目標との整合性を緊密に保つことができます。今日のダイナミックなビジネス環境では、この整合性がかつてないほど重要になっています。

シスコ、インテント ベース ネットワーキング グループ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラル マネージャー、スコット・ハレル(Scott Harrell)は、次のように述べています。「変化の激しい今日の世界では、リモートでの従業員のサポートと保護、クラウド展開の迅速化、ビジネス トランスフォーメーション(DX)の推進などの戦略的目標にビジネス ネットワークを調和させることが重要です。本日の発表により、シスコはネットワークのセグメンテーションとクラウドベースのセキュリティを大幅に簡素化、自動化することで、IT部門が高度なネットワーキングとセキュリティ機能を迅速に展開できるようにします。シスコは、インテント ベース ネットワーキングへの移行のあらゆる段階において、お客様に役立つイノベーションを提供し続けるネットワーキング プラットフォームの構築という約束を果たします」

シスコは、高度な自動化機能を提供することで、ユーザー エクスペリエンスの向上を推進すると同時にIT部門のプロセスを合理化します。自動化は今やIT部門の効率向上の土台となっており、IT部門の柔軟性を向上させ、ネットワークの保守に要する時間を短縮します。自動化のための新たなイノベーションは次のとおりです。

  • Cisco SD-WANイノベーション: Viptelaを利用するCisco SD-WANは、Cisco Umbrellaとの統合によって完全にクラウドネイティブなセキュリティを提供できるようになりました。SaaSやインターネット アクセスに起因する主要なWeb攻撃に対する防御をエンタープライズに提供します。Cisco Umbrellaは、セキュアなWebゲートウェイ(SWG)、DNSレイヤ セキュリティ、ファイアウォール、クラウド アクセス セキュリティ ブローカー(CASB)機能を、統合された1つのクラウド サービスで提供します。プロビジョニングの自動化とライセンシングの簡略化により、Cisco Umbrellaと統合されたCisco SD-WANは迅速に配備して簡単に利用することができ、最適化されたユーザー エクスペリエンスと最高のセキュリティ防御を提供します。このセキュリティとネットワーキングのコンバージェンスは、お客様がSASEアーキテクチャに移行するための重要なステップとなります。SD-WANにおけるその他の新たなイノベーションには、マルチキャストのサポートや、統合された音声およびユニファイド コミュニケーションなどがあります。
  • Cisco User-Defined NetworksIT部門は、Cisco DNA Centerを通じて自社の無線ネットワーク パーティションの制御をエンドユーザーに提供できるようになります。エンドユーザーは、自分のデバイスをセキュアにオンボーディングしたり、それぞれの個人ネットワーク パーティションに接続できるデバイスをUser Defined Networkモバイル アプリから制御したりできます。

シスコは、これまで監視対象ではなかったデバイスにまでインサイトを拡張し、より効率的なセグメンテーションとIoTデバイス管理機能をIT部門に提供します。ネットワークのセグメンテーション(パフォーマンス、セキュリティ向上ためのネットワークの細分化)は、これまでIoTエンドポイント エコシステムが進化し、多様化した環境においては特に困難なタスクでした。この課題を解決するために、シスコは次の機能を提供します。

  • AIエンドポイント アナリティクス:Cisco DNA Centerは、従来は不明であったエンドポイントを大規模に特定し、多様なコンテキスト ソースと人工知能を使ってそれらを論理的にグループ化できるようになりました。IT部門はこの情報を利用することで、拡張性のある自動化されたポリシーの基盤を作成できます。​
  • グループベースのポリシー アナリティクス:Cisco DNA Centerは、エンドポイント グループ間のトラフィック フローを分析し、適切なセグメンテーションの基盤として利用できるポリシーを設計できるようになりました。

今日のワイヤレス ネットワークは、実現されるエクスペリエンスだけでなく、そこから提供される行動に関するインサイトを通じて多大なビジネス価値をもたらしています。シスコの屋内ロケーション サービス プラットフォームであるCisco DNA Spacesは、企業が安全な物理空間を維持する上で必要な可視性を広げ、情報を獲得するための新機能を提供します。

  • Cisco DNA Spaces for Return to Businessシスコは、企業がソーシャル ディスタンシング ガイドラインへの準拠についてワークスペースを監視できるように設計されたリアルタイムと履歴の分析ツールをプラットフォームに追加しました。お客様は、内蔵アプリを使って建物内の密度をリアルタイムに監視し、建物の利用状況を分析できます。この情報は、人々の安全を維持しながらワークスペースの有効性と効率の向上を目指す企業には不可欠です。
  • 屋内IoTサービス:Cisco DNA Spacesは、WiFi-6アクセス ポイントを使った業界初の屋内IoT・アズ・ア・サービス(IoT-as-a-Service)を提供します。お客様は、屋内IoTアプリケーションを迅速かつコスト効率よく配備できるようになります。Cisco DNA Spacesは、Bluetooth(BLE)デバイスのサポートを含め、対応する多様なIoTデバイスの有効化、構成、管理を簡略化します。Cisco DNA Spacesは、シスコの広範な業界パートナー エコシステムを通じて、医療、小売、教育、製造、サービスなどの分野のアセット追跡、従業員の安全のための環境監視、スペース使用状況の監視、ルーム検索などを可能にします。

シスコのインテント ベース ネットワーキングのポートフォリオは、一貫した継続的なイノベーションをお客様に提供できるように設計されています。シスコは、先行きが不透明な時代に企業がビジネス トランスフォーメーションを推進し、耐障害性を維持する上で必要な柔軟でセキュアなネットワークを、業界をリードするハードウェア上に構築されたソフトウェア ベースのプラットフォームを通じて提供します。

本日発表されたCisco DNA CenterおよびCisco DNA Spacesイノベーションの提供は、2020年夏に開始される予定です。Cisco SD-WANイノベーションの提供は本日開始されます。

関連リソース

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)

**当資料は、2020年6月17日に発表されたニュースリリースの抄訳です。

URL: https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=2079599