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~デジタル化による事業継続を支援する多様なプログラムを提供~

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に対応して、日本ではいま、テレワークの導入が急速に進展し、また遠隔教育、遠隔医療の提供がはじまるなど、官民を問わずあらゆる企業や組織において、デジタルテクノロジーを活用した事業継続への取り組みが加速しています。このような状況を踏まえて、シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下 シスコ)が提供する新型コロナウィルス対応支援策をお知らせします。

 

  1. 社会貢献:寄付活動
    中央政府、自治体、病院など、ビデオ会議のための環境を早急に整備する必要がある公的機関に対して、シスコオフィス内に設置のコラボレーション用専用端末Cisco Webex DX80をリフレッシュし無償で提供するほか、G20をはじめ各国政府間の国際的なビデオ会議の実施が急増する政府各府省に専用端末の貸与や環境構築の支援を行っています。
    また、認定NPO法人東京英語いのちの電話(TELL)に対して、クラウド型の電話システムCisco Webex Callingを含む機材や資金を提供し人道支援に貢献しています。
    加えて、赤い羽根共同募金ならびにセカンドハーベストジャパンと連携し、休校中の子どもや家庭を支援するフードバンクや学習支援団体を助成するために、社員の寄付金と同額を会社の基金からも寄付する募金活動を行っています。
  1. テレワーク:Cisco Webex Meetings 無償支援プログラム (*1)
    テレワークは従業員の生産性や満足度の向上、多様な働き方の推進につながる重要な取り組みであるとともに、企業や組織の事業継続対策の一環として導入が急速に進んでいます。特に喫緊にテレワークを導入したい企業や組織を支援するため、シスコのウェブ会議システムCisco Webex Meetingsを90日間にわたってユーザ数無制限で利用いただける無償支援プログラムを提供しています。これまでに、700近いトライアルサイトとおよそ1万のアカウントを発行しています。
  1. 遠隔教育:Cisco Webex高等教育機関特別支援プログラム
    大学等では、新年度を迎え、学生および教職員の感染リスクを低減しながら、カリキュラムに沿った学修機会を確実に提供していくことが求められており、その有効な手段として遠隔授業への関心が高まっています。大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構の協力のもとで、全国の大学・短期大学・高等専門学校に対して、遠隔授業のための基盤として、ウェブ会議システムCisco Webexを180日間にわたって無償で利用できる高等教育機関特別支援プログラムを提供しています。これまでに、約120を超える大学等に約13万のアカウントを提供しています。
  1. 遠隔医療:医療機関向けネットワーク拡張支援プログラム
    感染者の急増により医療機関では病床数の確保が困難となり、ホテルやイベント会場などを利用した仮設病床、屋外での仮設外来施設設置も検討されています。感染拡大防止のため、医療従事者が在宅待機を強いられるケースもあり、深刻な人手不足やコミュニケーションロスが課題となり、いつでもどこでも病院とスムーズにコミュニケーションができるネットワークが必要とされています。これらの課題を解決するため、仮設病床および在宅待機する医療従事者に安全なネットワークを迅速に構築できるよう支援するネットワーク製品の90日間無償プログラムをこのほど開始しました。
  1. セキュリティ:セキュアなテレワーク無償トライアル
    テレワークの導入に伴って、セキュリティに配慮したセキュアな環境構築への要望が大きく高まっています。テレワークに有効なシスコの3つのセキュリティテクノロジー(Umbrella、Duo、AnyConnect)に関して、2020年7月1日まで追加料金なしで、追加ライセンスと利用ユーザ拡大を提供する無償プログラムを提供しています。
  1. ITインフラストラクチャ:テレワーク向け仮想デスクトップインフラ構築支援プログラム
    テレワーク実施に伴って、そのIT環境構築のために、企業や組織内の IT部門や IT 担当者に大きな負担がかかっています。このような課題解決を支援するため、事前サイジング・構成済の HyperFlex バンドル製品の優先出荷や180 日間無償で利用いただける Intersight 管理をはじめ、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)の管理と迅速な拡張をサポートするデータセンター製品と関連サービスを提供しています。
  1. プロフェッショナルサービス:無償オンラインプロフェッショナル教育プログラム
    ウェブ会議システムCisco WebexやVPNなどのセキュリティ製品の利用や導入を支援するために、IT部門担当者向けにシスコの高度なサービスプロフェッショナルによる無償のオンライン教育プログラムをシリーズで提供するほか、お客様が利用される機能に合わせて、早期導入を支援する各種のクイックスタートサービスを体系化し特別料金で提供します。
  1. ファイナンシング:事業継続IT投資向け緊急長期ファイナンス支援プログラム
    事業継続性を確保するために必要なIT投資を支援するため、2020年7月23日までに成約される全てのシスコのハードウェア、ソフトウェアおよびサービスで利用可能な、90日間の支払い猶予据置と、年内は合計契約総額の1%を毎月支払い、残額は2021年1月から月払いを開始する緊急長期ファイナンス支援プログラムの提供を開始します。

シスコでは「日本の次世代デジタルインフラストラクチャと持続的成長の架け橋となる」ことをビジョンに定め、これまでも、政府や公的機関、民間企業と協業しながら、デジタイゼーションによって国が抱える重要な課題解決や経済成長に資する活動に注力してきました。

新型コロナウィルスへの対応について、シスコシステムズ合同会社 代表執行役員会長 鈴木和洋は次のとおり述べています。「今般の新型コロナウィルス対策支援を最優先として取り組み、一刻も早い日本社会の回復に全力を尽くします。また、新型コロナウィルス終息後を見据えて、日本の新しい経済成長と安定した社会づくりに貢献してまいります。」

シスコは、これからも日本での関係機関とのパートナーシップを一層深め、デジタイゼーションによる経済、社会の進化と発展に貢献してまいります。

(*1) Cisco Webex Meetings 無償支援プログラムは、政府の緊急事態宣言の解除等、状況を踏まえて申請受付を終了する予定です。