~AppDynamicsとCisco Intersight Workload Optimizerを活用して
ビジネス、アプリケーションからインフラまでリアルタイムの可視化や最適化を実現~
ニュースの概要
- 新しい運用モデルでアプリケーションチームやインフラストラクチャチームにオンプレミスとパブリッククラウドを通じた完全な可視性を提供
- ITチームとアプリケーションチームはドメインにかかわらず、問題が発生する前にリアルタイムで問題発生を防ぎ自動化による問題解決が可能に
- Kubernetesのための新たなアプリケーションプラットフォームでIT管理のアジャイル化、簡素化、自動化を実現
シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下 シスコ)は本日、企業が完璧なデジタル体験への要求の高まりに応えられるよう、フルスタックの可視性とオペレーショナルインサイトでアプリケーションチームとインフラストラクチャチームを橋渡しする、マルチドメインの新たなアプローチを発表しました。
企業はアプリケーションがビジネスの中核であり、企業の顧客との接点であることを認識し始めています。顧客の78%がデジタル体験への期待感を高めていることから*、企業がアプリケーション中心のビジネスへと舵を切ろうとする中、より大きな重圧のかかるエンタープライズITにおいて、組織やテクノロジーの間に存在する危険なサイロ化が明るみになっています。リアルタイムかつ自動化されたトラブルシューティングの実現により、アプリケーションのパフォーマンスを確実に最適化することができます。Kubernetesベースの新たなプラットフォームはDevOpsとITの両方でマルチクラウド環境の導入を容易にします。
(*App Attention Index 2019からの引用)
シスコの新たなイノベーション
- アプリケーション パフォーマンス監視において1のソリューションであるシスコのAppDynamicsに、ミッション クリティカルなアプリケーション内で最も重要になるユーザーエクスペリエンス ジャーニーを提示するAppDynamics Experience Journey Mapを導入しました。これによりビジネス指標とアプリケーション体験の両方に焦点を当て、ビジネスチームとアプリケーションチームはビジネスパフォーマンス、ユーザーエクスペリエンス、アプリケーションパフォーマンスの相関関係を単一の画面で確認できるようになります。
- AppDynamicsとCisco Intersight Workload Optimizerとの間でデータの交換や関連付けが行えるようになり、アプリケーションチームとインフラストラクチャチームは共通の画面で、アプリケーション パフォーマンス、ユーザー エクスペリエンス、ビジネス インパクトに影響を及ぼすインフラの依存関係を確認することができます。シスコは共通の用語やツールを用いてアプリケーションとインフラの健全性に関するデータセットを共有することで、ITチームが一層、他チームと連携を取りやすくなり、自社のビジネスと顧客という最も重要な点に集中できるようにします。業界で初めてアプリケーション インサイトとインフラの自動化をダイレクトに結びつけたことで、インフラストラクチャチームはコストや複雑さを管理しながらアプリケーション主導型のビジネス要求にリアルタイムで対応できるようになります。
- Cisco Intersight Workload Optimizerは、ハイブリッドなアプリケーション アーキテクチャ全体にワークロードやコストの最適化を図る強力な機能を提供します。Intersight Workload Optimizerはパフォーマンスとコスト、コンプライアンス上の制約を考慮し、履歴とリアルタイム情報を活用して事前に潜在的な問題に警告を発すると同時に、オーバープロビジョニングによるコスト削減機会をリストアップします。仮想インフラだけで行うアプローチとは異なり、このソリューションはアプリケーションのパフォーマンス低下の根本原因が仮想マシンもしくはコンテナ層にあってもストレージやコンピュータ、ネットワーク機器の内部にあっても、アプリケーションレベルに関わらずピンポイントで特定できます。
- Cisco HyperFlex Application Platformはクラウド、データセンター、エッジを横断してKubernetesのプロビジョニングと運用を簡素化し、包括的なサービスとしてコンテナを提供するコンテナ・アズ・ア・サービス(container-as-a-service)を実現します。新しいこのプラットフォームはオープンソースのツールをまとめて共有し、定型業務を自動化して、マルチクラウド環境全体を通じてアプリケーションのイノベーションを加速できるよう、ITチームとDevOpsチームのいずれにもKubernetesを活用しやすくします。また、AppDynamics とIntersightを活用して、アプリケーションからインフラ スタックまで、すべてのリアルタイムの監視や最適化もサポートします。
コメント
ESG、シニアアナリスト ボブ・ラリベルテ(Bob Laliberte)氏
「組織は急速に最新のアプリケーション アーキテクチャを導入し続けており、こうした環境の複雑さや規模、スピードが増すことによって、IT部門には難題が突きつけられています。このことが、組織にアプリケーションのパフォーマンスとインフラストラクチャの自動化とを結びつけるテクノロジーの採用を推進させ、ITの生産性を高めて、Kubernetes のDay2オペレーション(運用管理)を簡素化し、ITがDevOpsチームや事業部門にとってより関連性の高い重要な業務を支援できるようになっていくでしょう」
提供開始時期
- AppDynamics Experience Journey Map は2020年第2四半期中に提供開始予定
- Cisco Intersight Workload Optimizer は2020年第2四半期中に提供開始予定
- HyperFlex Application Platform for Kubernetes は2020年第2四半期中に早期アクセス開始予定
関連リソース
- ブログ「アプリとインフラが星の距離ほど離れていたら、どのようにハイブリッドアプリケーションを推進しますか?」
- ブログ「HyperFlex Application Platform の登場」
- アプリケーション注目指標 2019:デジタル反射の時代
- シスコのデータセンターについて
*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)
**当資料は、2020年1月28日に発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Accelerates Applications in a Hybrid Multicloud World