ニュースサマリー:
- シスコはハードウェアとソフトウェア ポートフォリオの相互運用を拡大するため、Microsoft との連携をさらに進め、Microsoft Teams 認定を新たに2製品で取得しました。
- Cisco Board Pro デバイスで Microsoft Teams Rooms を稼働させるオプションをより柔軟に選択できるようになります。
- Webex Contact Center for Microsoft Teams でシームレスなライブ サービスを体験できます。
シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下:シスコ)は、昨年 10 月に Microsoft Ignite 2022 で公表した Microsoft とのパートナーシップに関する最新情報を発表しました。Microsoft Teams をシスコのコラボレーション テクノロジーで活用できる選択肢をお客様に提供していく両社のビジョンをさらに促進し、お客様がプラットフォームを超えてよりコミュニケーションしやすいよう 2 つの新たな認定を発表しました。Cisco Board Pro は、デバイス上で Microsoft Teams Rooms をネイティブに稼働できるようになり、Webex Contact Center は Microsoft Teams と緊密に統合されました。
シスコはハードウェアとソフトウェアのポートフォリオの相互運用性を高めることで、お客様のニーズに応じてカスタマイズ可能でシームレスな接続体験を提供します。柔軟なコラボレーションに対するお客様の要望がかつてなく高まる中、両社の連携により相互運用性の高いソリューションを提供し、あらゆる職場で行われているハイブリッド コラボレーションを向上させます。
シスコのセキュリティおよびコラボレーション事業担当エグゼクティブ バイス プレジデント 兼 ゼネラル マネージャー、ジーツ・パテル(Jeetu Patel)は次のように述べています。
「現代のハイブリッド ワークにおいては、マルチプラットフォームの体験を提供し、選択肢、柔軟性、シームレスな顧客エンゲージメントを強化する必要があります。Microsoft とのパートナーシップにより、シスコと Microsoft のお客様のフリクションレスでスムーズなコラボレーションを支援することで、これを実現します。」
Microsoft の Microsoft Teams Devices パートナーエンジニアリング & 認定担当シニアディレクターのアルバート コイマン(ALbert Kooiman)氏は次のように述べています。
「主力のコラボレーション ハードウェアとコラボレーション ソフトウェアを共同で市場に投入し、お客様に選択肢を提供するべく取り組みます。本日の発表は、シスコとともにこれを迅速に市場に投入していくための大きなマイルストーンとなります。」
Microsoft Teams Rooms Certification for Board Pro
ハイブリッドワークが普及する中、その体験はこれまでになく重要になっています。さまざまな会議用プラットフォームやツールの管理はワークフローがばらばらになりがちで IT 部門はその対応に苦慮しています。エンドユーザからは、ハイブリッド ワークの体験においてシンプルな使いやすさが求められます。インクルーシブであることも非常に重要です。参加者全員が場所に関係なく、会議室のテーブルに座っていると実感できることが必要です。優れた技術とより合理化されたコラボレーション体験がこのような課題を解決するカギとなります。Cisco Board Pro は Microsoft Teams の正式な認定を取得した初の Cisco Rooms デバイスです。この公式認定により、55 インチと75 インチモデルで Teams Rooms をデフォルトで稼働するよう設定することができます。Teams のデジタルワークプレースをシスコの専用オンライン会議ハードウェアで利用できるようになります。
主なメリットは以下のとおりです。
- AI に基づく最先端のコラボレーション機能:シスコの高精細な動画品質、強力なカメラ インテリジェンス、ノイズ消去技術といった AI 機能を初めて Teams の会議で利用できるようになります。
- 充実した機能の会議:Teams と Webex の機能豊富な会議に、再起動や再設定の必要なく同じデバイスで Teams Rooms のホーム画面から連続して参加できます。
- デバイス管理の簡素化:IT管理者は Board Pro を Microsoft Teams の Admin Center や新しい Teams Rooms Pro の Management Portal から管理できるほか、Cisco Control Hub や Cisco Spaces のデバイス管理とワークスペース解析機能も活用できます。
Webex Contact Center が Microsoft Teams との連携の認定を取得
リアルタイムでパーソナライズされた顧客体験に対する期待が高まり、フロントオフィスとバックオフィスのコミュニケーションを一体化するニーズも増しています。これに対応するため、新たな Webex Contact Center for Microsoft Teams はエージェントと各分野の専門家との連携を簡素化し、組織全体でナレッジを共有できるようにすることで、顧客につながったシームレスな体験を創出します。
主なメリットは以下のとおりです。
- コラボレーション機能の強化:Teams と Webex Contact Center の連携により、エージェントは Teams アプリを利用してナレッジワーカーと迅速に連携し、Teams を利用して顧客をナレッジワーカーにつなぐことができます。これにより顧客の労力を軽減し、必要な回答を速やかに提供できます。
- 管理機能の一元化:通話の相互運用性、ディレクトリサービス、プレゼンス認識、制御・管理機能の一元化なども実現します。
シスコ と Microsoft のパートナーシップをさらに推進
2023年中に、さらに多くの Cisco Collaboration デバイスで Teams 認定を取得していきます。Cisco Room BarとRoom Kit Pro は2023年中頃に認定予定です。これに続き、Room Kit EQ の Teams Room ネイティブソリューション、Cisco Desk Pro による Teams Display または Teams Rooms のネイティブ稼働 、Cisco Room Navigator による会議室スケジュールアプリ Teams Panel のネイティブ サポートなども2023年中頃に認定される予定です。シスコはこれまでに、Cisco Desk Camera 4K USB ウェブカメラ、Cisco Headset 720 Series Bluetooth® ワイヤレスヘッドセット、Cisco Headset 320 Series 有線ヘッドセットといった人気の高いハイブリッドワーク周辺機器で Teams の認定を取得しています。
今後もパートナーシップを継続しながら、さらに認定や統合を発表し、お客様のご要望に応じたコラボレーションを実現するソリューションを提供してまいります。
*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(1502R)