ニュースサマリー:
- 売上高は前年同期比7%増の136億ドル、GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比6%減の67セント、Non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比5%増の88セント
- ビジネスモデル変革の継続的な進展:
- 総経常利益(ARR)は前年同期比6%増の233億ドル、製品ARRは前年同期比11%増に
- ソフトウェア総売上高は前年同期比10%増、ソフトウェア サブスクリプション売上高は前年同期比15%増に
- 残存履行義務(RPO)は前年同期比4%増の318億ドル、製品RPOは前年同期比7%増に
- 配当金は3%増
<サマリー>
◇第2四半期売上高:136億ドル
- 前年同期比7%増
◇第2四半期1株当たり利益:67セント(GAAPベース)、88セント(Non-GAAPベース)
- GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比6%減
- Non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比5%増
◇2023年会計年度第3四半期ガイダンス
- 売上高:前年同期比11%~13%増
- 1株当たり利益:74セント~79セント(GAAPベース)、96セント~98セント(Non-GAAPベース)
◇2023年会計年度ガイダンス
- 売上高:前年同期比9%~10.5%増
- 1株当たり利益:2ドル85セント~2ドル96セント(GAAPベース)、3ドル73セント~3ドル78セント(Non-GAAPベース)
2023年2月15日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:チャック・ロビンス、以下:シスコ)は本日、2023年01月28日を期末とする2023年会計年度第2四半期の業績を発表しました。2023年会計年度第2四半期の売上高は136億ドルでした。また、同第2四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースでは28億ドル(1株当たり67セント)、Non-GAAPベースでは36億ドル(1株当たり88セント)でした。
シスコの会長兼CEOであるチャック・ロビンス(Chuck Robbins)は次のように述べています。「第2四半期の好調な業績により、シスコの2023年会計年度は素晴らしい1年になりそうです。シスコが構築する安全性の高い最先端ネットワークは、お客様のテクノロジー戦略におけるバックボーンとして機能します。このことは、進行中のビジネスモデル変革や運用規律の成功が相まって、当社の未来に確信を持つことができます。」
GAAPベース(2023年会計年度第2四半期) | |||
2023年会計年度 第2四半期 |
2022年会計年度 第2四半期 |
対前年同期比 | |
売上高 | 136億ドル | 127億ドル | 7%増 |
純利益 | 28億ドル | 30億ドル | 7%減 |
希薄化後1株当たり利益(EPS) | 67セント | 71セント | 6%減 |
non-GAAPベース(2023年会計年度第2四半期) | |||
2023年会計年度 第2四半期 |
2022年会計年度 第2四半期 |
対前年同期比 | |
純利益 | 36億ドル | 35億ドル | 3%増 |
EPS | 88セント | 84セント | 5%増 |
シスコ、四半期配当金を増配
シスコは、今四半期の配当金を前期比1セント増もしくは3%増の1株あたり39セントとし、2023年4月5日の業務終了時点で株主名簿に記載のあるすべての株主に対して、2023年4月26日に支払いを行うと発表しました。さらなる配当金の分配については、取締役会の承認に基づき決定されます。
また、シスコのCFOであるスコット・ヘレン(Scott Herren)は次のように述べています。「当社の経営は引き続き順調であり、売上高、Non-GAAPベースの1株当たり利益、および営業キャッシュフローにおいて、予想を上回る優れた業績をあげることができました。健全な受注残と供給改善の措置、および経常利益とRPOの増加を踏まえて、当社は本年度の業績見通しを上方修正しました。また、キャッシュフローの創出が堅調である点や株主還元に向けた取り組みを反映して、配当金を再び増額しています」
2023年会計年度第2四半期決算概要
(特に記載のない限り、相対比率(%)はすべて前年比です)
売上高:2023年会計年度第2四半期の総売上高は、7%増の136億ドルでした(製品売上高9%増、サービス売上高2%増)。売上高を地域別に見ると、Americas(米国、カナダ、南アメリカ)が9%増、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が5%増、APJC(アジアパシフィック、日本、中国)が1%増となっています。製品売上高をけん引したのは、セキュア・アジャイルネットワーク(14%増)、エンドツーエンドセキュリティ(7%増)、最適化されたアプリケーションエクスペリエンス(11%増)でした。Internet for the Future(未来のインターネット)の製品売上高は1%減、コラボレーションは10%減でした。
粗利益率:GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ62.0%、60.2%、67.2%となっています。これに対して、2022年会計年度第2四半期のGAAPベースの粗利益率は、それぞれ63.3%、61.8%、67.3%でした。
Non-GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率はそれぞれ63.9%、62.1%、69.1%で、これに対し2022年会計年度第2四半期は65.5%、64.3%、68.8%でした。
地域別の総粗利益率は、Americasが62.9%、EMEAが66.2%、APJCが63.6%となっています。
営業経費:GAAPベースの営業経費は13%増の51億ドルで、売上高の37.8%を占めていました。Non-GAAPベースの営業経費は8%増の43億ドルで、売上高の31.4%を占めていました。
営業利益:GAAPベースの営業利益は6%減の33億ドル、営業利益率は24.2%でした。Non-GAAPベースの営業利益は1%増の44億ドル、営業利益率は32.5%でした。
所得税引当金:GAAPベースの税引当率は18.8%、Non-GAAPベースの税引当率は19.0%となりました。
純利益と1株当たり利益:GAAPベースの純利益は7%減の28億ドル、1株当たりの利益は6%減の67セントでした。Non-GAAPベースの純利益は3%増の36億ドル、1株当たりの利益は5%増の88セントでした。
営業活動によるキャッシュフロー:2023年会計年度第2四半期の営業活動によるキャッシュフローは93%増の47億ドルで、これに対し、2022年会計年度第2四半期は25億ドルでした。
財務上の特記事項
現金及び現金等価資産ならびに投資総額:現金及び現金等価資産ならびに投資総額は、2023年会計年度第2四半期末時点で221億ドルでした。これに対し2022年会計年度末時点では193億ドルでした。
残存履行義務(RPO):RPOの総額は4%増の318億ドルでした。この金額の53%については、今後12カ月の間、売上高と見なされます。製品RPOは7%増、サービスRPOは2%増となっています。
繰延収益:繰延収益は、合計7%増の239億ドルとなっています。このうち、製品繰延収益は9%の伸び、サービス繰延収益は6%の伸びとなっています。
資本配分:2023年会計年度第2四半期、シスコは自社株買戻しと配当金を通して28億ドルを株主の皆様に還元しました。1株当たり38セントの配当金(総額16億ドル)を申告し、支払いました。また、株式買戻し計画に基づき、普通株約2600万株を1株当たり平均47ドル72セントで買い戻しました(買戻し総額13億ドル)。同プログラムでの株式買戻し承認額の残高は約134億ドルとなりました。これらの株式の買い戻しには特に期限は設けられていません。
2023年会計年度第3四半期ガイダンス
シスコは、2023年会計年度第3四半期の業績について以下のような見通しを立てています。
2023年会計年度第3四半期
売上高:前年同期比11%~13%増
non-GAAPベースの粗利益率:63.5%~64.5%
non-GAAPベースの営業利益率:33%~34%
non-GAAPベースの1株当たり利益:96セント~98セント
2023年会計年度第3四半期のGAAPベースの1株当たり利益は、74~79セントになる見込みです。
シスコは、2023年会計年度の業績について以下のような見通しを立てています。
2023年会計年度
売上高:前年同期比9%~10.5%増
non-GAAPベースの1株当たり利益:3ドル73セント~3ドル78セント
2023年会計年度のGAAPベースの1株当たり利益は、2ドル85セント~2ドル96セントになる見込みです。
2023年会計年度第3四半期のガイダンスにおいては、業績に関する実効税率を18%(GAAPベース)及び19%(Non-GAAPベース)と想定しています。2023年会計年度通期のガイダンスにおいては、業績に関する実効税率を20%(GAAPベース)及び19%(Non-GAAPベース)と想定しています。
GAAPベースとNon-GAAPベースの業績見通しの差異調整については、「GAAPベース財務指標からNon-GAAPベース財務指標への差異調整」セクションのグラフ「業績見通しのGAAPベースからNon-GAAPベースへの調整」を参照してください。
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**当資料は、2023年2月15日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
***財務諸表の参照は以下のWebサイトをご参照下さい。