~通信性能の高さに加え、クラウド管理による効率的な一元管理を実現~
シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:中川 いち朗、以下 シスコ)は、東京工業大学(住所:東京都目黒区大岡山、学長:益 一哉)が構内の大規模基幹ネットワークを刷新するのを機に、無線LAN環境にクラウド管理型ネットワークソリューション「Cisco Meraki」を採用し、4月から稼働開始したことを発表しました。
東京工業大学では、大岡山(東京都目黒区)、すずかけ台(横浜市緑区)、田町(東京都港区)の 3 キャンパスに、大学・大学院合わせて約 10,500 人の学生が学び、約 1,700 人の教職員が勤務しています。これまで、無線LAN のアクセスポイントは3 キャンパス合計で 1,000 台以上が稼働していました。
学内で使用している基幹ネットワークは、導入後10 年以上が経過しており、経年で煩雑化していた構成を見直し、通信帯域を増強する必要がありました。しかし既存のコントローラ機器では、アプリケーション、ファイアウォールなどさまざまなセキュリティ機能追加や、接続数の増加などで管理することに限界がありました。Wi-Fi6 時代を見据え、将来にわたってスケールメリットのあるクラウド型のコントローラであること、IP アドレスの管理性やセキュリティの実装性などから、IPv6 に対応していることが基幹ネットワーク刷新にあたっての必須条件でした。そこで、クラウド管理型ネットワークソリューション「Cisco Meraki」が、教育現場での課題への認識、管理の容易さ、各種機能の豊富さなどが評価され、採用の決め手となりました。
「Cisco Meraki」の学内への導入は、2021 年夏から始まりました。基幹ネットワークの入れ替えと並行して実施したことに加えて、コロナ禍でオンライン講義が増えたこともあり、停止期間をいかに短くできるかに留意しました。各教室への設置は夏季休暇中などユーザ利用が少ない時期に実施し、2022年3月に全構築が完了、4月から運用を開始しています。
東京工業大学では、現在個別に設置、運営されている研究室ごとの無線 LAN についても、セキュリティ面や統合管理のメリットを得られることから、センターから基幹ネットワークを提供し、必要に応じて Meraki を導入、利用することを検討しています。
シスコは、ユーザサイドの課題・問題をシンプルに解決できるテクノロジーソリューションを提供し、東京工業大学内のよりよいネットワーク環境づくりにこれからも貢献してまいります。
東京工業大学 学術国際情報センター 教授 友石 正彦 氏
「Cisco Meraki はメーカーとして教育現場の課題とデマンドがしっかり認識されていることに、安心感を覚えました。提供される各種機能の豊富さ、管理画面のユーザインターフェースの洗練された視認性、使いやすさなど総合的な評価がもっとも高く、選定に至りました」
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