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急増するISPのネットワークトラフィックに対応し、省電力、省スペース、大容量化を実現

シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:中川 いち朗、以下 シスコ)は本日、株式会社NTTぷらら(住所:東京都豊島区東池袋、代表取締役社長:永田 勝美、以下 NTTぷらら)に、ISP(インターネット サービスプロバイダー)用ネットワークのエッジルータとしてNetwork Convergence System 5500 シリーズ「Cisco NCS 5504」を導入したと発表しました。

Cisco NCS 5500シリーズの NCS 5504は、低消費電力で優れた冗長性を備え、ネットワーク需要に応じて柔軟かつ効率的に拡張できる省スペースなモジュラ型ルータ製品です。高密度の100Gbpsのイーサネットポートを備え、将来的にラインカード・ファブリックカードをアップグレードすることで最大で38.4Tbps(全二重)の大容量に対応し、400Gbpsのイーサネットポートをサポートすることも可能です。

NTTぷららは、インターネット接続サービスを一般のお客様や法人向けに提供しています。近年、動画利用の増加等で同サービス用ネットワークにはトラフィック増大への対応が求められていましたが、2020年初頭からのコロナ禍による全国規模でのリモートワークやオンライン授業等の実施によってこの傾向が拡大しました。従来にない膨大なトラフィックに対応し、お客様にはこれまでどおりの快適な利用環境を提供することが、ISPとして喫緊の課題となっていました。

この課題に対応するため、ネットワーク、とりわけ大量のアクセスを集約するエッジでの早急な拡張が必要となりました。また、データセンターについても大型機器がスペースと消費電力を圧迫していたことから、拡張性における改善への対応も並行して求められていました。

これらを解決する方策として、アクセス網を収容するエッジルータにシスコのNCS5504が導入されました。この導入により、大容量のアグリゲーション機能を提供しながら、省電力、省スペースをも実現するという相反する2つの課題を同時にクリアします。

拡張にあたっては、トラフィック増加を見込んだ拡張可能な構成で、かつ消費電力や設置スペースの省力化に大きく貢献でき、さらに、ネットワークの導入や運用負荷を最小限に抑えられることが評価され今回の採用に至りました。

NTTぷららは、今後さらにトラフィックが拡大した際に、筐体を変更することなく、より高密度の100Gbpsポートを備えるラインカードを追加し需要に柔軟に対応できることも期待しています。

コメント
NTTぷらら株式会社 技術本部 ネットワーク管理部 藤原 淳氏
「弊社のインターネット接続サービスでは、近年ますます増大するトラフィックへの対応を、より効果的かつ効率的に行うことが課題となっていました。Cisco NCS 5504は、アクセス網のアグリゲーションの広帯域化でこれを実現し、また、ネットワークの導入や運用の負荷を軽減してくれます。今後もシスコ様との連携により、お客様に快適なインターネット環境を継続的にお届けできるよう努めてまいります」

関連リソース

Cisco NCS 5500シリーズ

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