~最先端のノイズ除去技術により、どこからでも集中して働くことが可能に~
ニュースの概要
- BabbleLabsのノイズ除去および音声強調テクノロジーを取得することで、Webexアプリケーションを通じて、場所やデバイスを問わず卓越したビデオ会議ソリューションの提供を推進
- この買収は、シスコ コラボレーション プラットフォームにインテリジェンスを継続的に統合するという技術/人材戦略に基づくもので、ユーザーに、よりスマートで生産的な業務を支援
- セキュリティ バイ デザインというシスコの考えに基づき、ノイズ発生源(クライアント側)で100%ノイズ除去を処理することで、顧客のプライバシーとクラウドのセキュリティを促進
カリフォルニア州サンノゼ発 – 2020年8月25日 – 仕事とは、どこに行くかではなく、何をするかです。こうした現実の中、余計なバックグラウンド ノイズが、現代の業務環境において、一般的にフラストレーションをもたらす障害の一つとなっています。シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、犬の吠える声、芝刈り機、車の警報機、サイレンといった、会議中の不要なノイズをユーザーが制御できるよう支援するため、カリフォルニア州キャンベルに本社を構える株式非公開企業のBabbleLabs, Inc.を買収する意向を発表しました。
BabbleLabsは先進的なAI(人工知能)技術を用いて、人間の音声と不要なノイズを識別し、コミュニケーションや会議アプリケーションの品質を向上させます。BabbleLabsが、既存のノイズ制御技術ソリューションより優れている点は以下のとおりです。
- 会話とバックグラウンド ノイズを識別
- リアルタイムでバックグラウンド ノイズを除去
- 言語に関わらず、音声を強調してコミュニケーションを向上
未来の働き方にフォーカスしたシスコのグローバル調査*によると、従業員の98%が、在宅勤務時のビデオ会議中に気が散ってフラストレーションを感じたことがあると回答しました。ここで挙げられたフラストレーションの上位5つのうち2つが、他の参加者または自分の側のいずれかにおける、バックグラウンド ノイズに関するものでした。
シスコはBabbleLabsの買収により、コラボレーション ポートフォリオ全体にネイティブ ノイズ除去機能が追加されます。当初はBabbleLabsの統合を通じて、どこからでも、Webexへの接続方法(会議室経由またはモバイル デバイス経由)にかかわらず、クラス最高のオーディオ エクスペリエンスをWebex Meetingsユーザーに提供することに焦点を絞ります。セキュアで優れたユーザー エクスペリエンスを提供します。ノイズの発生源(クライアント側)で100%ノイズを除去するBabbleLabsは、安全でプライベートなコラボレーションに対するシスコの戦略を強化するものです。その際、BabbleLabsはセキュリティ バイ デザインというシスコの文化を支える厳格なデータ ポリシーに対応します。
シスコ、セキュリティおよびアプリケーション事業担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャー、ジーツ・パテル(Jeetu Patel)は、次のように述べています。
「すばらしい会議エクスペリエンスは、すばらしい音声から始まります。高い技術を持ったエンジニアで構成されるBabbleLabsチームを迎えられることを、大変喜ばしく思っています。シスコのお客様はBabbleLabsのテクノロジーによって、さらに重要なイノベーションである余計なノイズの自動除去が可能になり、卓越したWebexによる会議エクスペリエンスを継続的に実現することができます」
BabbleLabs、CEO兼共同創設者、クリス・ローウェン(Chris Rowen)氏は、次のように述べています。「当社は、シスコおよびシスコ コラボレーションチームに加わることを大変楽しみにしています。シスコ チームは、コラボレーションとコミュニケーションの中核である音声に対する当社の情熱を共有しています。当社はシスコ コラボレーション プラットフォームによって、数億人のCisco Webexユーザーに向け、優れた音声強調テクノロジーを速やかに拡張していきます」
キー ポイント
- この買収は、慣習的な取引完了条件に従い、規制当局の承認を得た上で、シスコの2021会計年度第1四半期中に完了する見通しです。
- 買収後、BabbleLabsチームは、ジーツ・パテル(Jeetu Patel)率いるシスコ、セキュリティおよびアプリケーション事業の一部である、シスコ コラボレーショングループに加わります。同グループを統括しているのは、シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーのジャヴェード・カーン(Javed Khan)です。
- シスコのコラボレーションソリューションは、Fortune 500企業の95%から支持を得ています。
BabbleLabsの買収は、シスコの過去3年間にわたるAIテクノロジーと人材への投資に基づくものであり、コラボレーションのインテリジェンス、セキュリティ、有効性、生産性を高めることを目的としています。シスコは、仕事と会議のあらゆる段階に独自にフォーカスしています。これには、事前に参加者の参照ができる会議前、最適な音声と動画、あらゆるOSに対応するぼかし背景やカスタム背景、アイデアやファイルのタッチレス共有、自動メモ、ライブ文字起こしといった会議中フェーズ、議事録を自動送信する会議後フェーズが含まれます。
関連資料
- Cisco Collaborationグループ リーダー、ジャヴェード・カーン(Javed Khan)のブログ[英語]
- BabbleLabs共同創設者兼CEOクリス・ローウェン(Chris Rowen)のブログ[英語]
- Cisco Webexについて
* この調査は近日発表予定で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により変化する労働環境に関するものです。2020年7月に、全世界(中国、アジア太平洋地域、欧州、中東、アフリカ、北米)で、小~大規模企業におけるあらゆる職位の(知識労働者、IT、人事、施設の専門職)1,569名を対象に調査を実施しました。
**当資料は、米国で2020年8月25日に発表されたニュースリリースの抄訳です。
URL: https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=2093726
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