概要
- シスコは、コラボレーションを推進し、公平かつ卓越した従業員体験を実現する新たな AI ソリューションをリリースします。
- IT 部門による導入や管理を簡素化し、あらゆるワークスペースでの拡張を可能にします。
- 組織が業務やワークスペースを刷新できるよう設計された新しいイノベーションには、3D 会議体験により距離のギャップを埋める Cisco Spatial Meetings や、真にイマーシブな統合型のオーディオビジュアル体験を実現する Ceiling Microphone Pro、社員の生産性を向上させる Cisco AI Assistant 機能などがあります。
エンタープライズネットワークおよびセキュリティの分野のリーダーであるシスコ(NASDAQ: CSCO)は、コミュニケーションとコラボレーションを強化するWebexOne において、従業員のつながりやコラボレーションを強化する、AI を活用した新ソリューションを発表しました。これらの新しいイノベーションには、Cisco Spatial Meetings、Ceiling Microphone Pro、新たな Cisco AI Assistant for Webex 機能などがあります。
今日の従業員やIT 部門はシームレスでインテリジェントなコラボレーションを実現するためのソリューションを求めています。会議の品質の向上から生産性向上、デバイス管理の簡素化まで、シスコの新しい AI イノベーションは、業務とワークスペースを変革できるように設計されています。
シスコのエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高プロダクト責任者のジーツ・パテル(Jeetu Patel)は次のように述べています。「AI はシスコの製品ポートフォリオのすべてに組み込まれており、次世代の働き方やワークプレイスに対応するソリューションを提供することで、組織が将来に備えたワークスペースを構築できるようにします。シスコは、従業員体験や顧客体験を向上させる、インテリジェントで適応力のある管理しやすいテクノロジーをお客様に提供しています」
「ディスタンスゼロ」の体験を提供
分散型業務が主流となった今日では、すべての会議参加者がどこにいても同じ室内にいるように感じられる体験が必要とされています。シスコはこの概念を「ディスタンスゼロ」と呼んでいます。シスコは AI を活用してスマートワークスペースのあり方を刷新し、働く場所や働き方に関わらず、すべての人にとって公平かつインクルーシブな会議体験を実現するため、以下のような新しいイノベーションを提供します。
- Cisco Spatial Meetings:簡単なソフトウェアアップグレードにより、Cisco Room Bar Pro が設置されたあらゆるスペースを驚くほどイマーシブなスタジオに変え、Webex for Apple Vision Pro ユーザーが容易に空間ビデオを利用できるようになります。Room Bar Pro デバイスと Apple Vision Pro があれば、奥行きと立体感のある動画により、製品デモ、リモートトレーニング、研修などを実施できます。
- Cisco Ceiling Microphone Pro:自然会話を多様なワークスペースのあらゆる場所でキャプチャします。この業界初のアダプティブマイクは、AI を活用し、話者の位置や室内の構成の変更に合わせて自動調整されます。Cisco Ceiling Microphone Pro はシスコのカメラやルームシステムとの互換性があり、管理しやすく完全に統合されたイマーシブな会議体験を提供します。数時間かかっていたマイク設定は数分で完了し、これまで以上に迅速な設定が可能です。
スマートワークスペースの管理
柔軟な働き方が広まる中で、従業員の期待の高まりとともに IT 担当者の責任が拡大しています。これに対応するため、シスコは IT 部門や施設部門の業務を簡素化する以下のようなイノベーションを提供します。
- Workspace Designer:ワークスペースのデザインとカスタマイズを完全に自動化できます。マイクとカメラのカバレッジを 3D ビューで表示し、ビデオ対応のハイブリッドワークスペースの展開にかかる時間を短縮します。
- Control Hub の Smart Diagnostics:IT 部門が会議室の問題をリアルタイムかつ動的に特定して解決できるようにします。
- ThousandEyes の Desk Phone 9800 Series および Webex Calling との連携:リアルタイムのモニタリングとトラブルシューティングを通じて、通話で発生した問題の原因を追跡してダウンタイムを短縮します。
従業員の生産性とエンゲージメントを向上
コラボレーションの促進と生産性向上のために、Cisco AI Assistant は以下を実現します。
- Salesforce、ServiceNow、Zendesk をはじめとするエンタープライズアプリとの連携により、ワークフローを自動化できます。
- Glean との連携により、両社のお客様が Glean のナレッジグラフや Outlook、Salesforce、ServiceNow などのコネクタを利用して、充実したディスカッションと迅速な意思決定を行うことができます。
- Amazon Bedrock により、自社のニーズに最適な大規模言語モデル(LLM)を選択できます。
- 要約やまとめを Microsoft Outlook、Teams、Copilot、Slack などのサードパーティ プラットフォームで共有できます。
従業員のエンゲージメントを高めるその他の新機能は以下のとおりです。
- Vidcast の機能強化:ハイライト、チャプター、トランスクリプトなどの新機能により、非同期のビデオ機能が強化されます。Vidcast の AI 生成機能では間もなく、PDF や PPT をアップロードして、選択した言語やトーンでスクリプトやボイスオーバーを自動生成できるようになります。これにより時間を大幅に削減し、ユーザエクスペリエンスを向上できます。
- AI による Slido 投票の生成:会議参加者は、ウェビナー中や大規模な会議中に AI を活用して Slido の投票を生成することができます。
**当資料は、2024年10月23日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。https://newsroom.cisco.com/c/r/newsroom/en/us/a/y2024/m10/cisco-unveils-new-ai-innovations-to-amplify-the-employee-experience-and-future-proof-the-workplace.html